ゴールデンシックスティが安田記念回避とのこと。久々に楽しみな外国馬が来ると思ったのに残念。今週の重賞はヴィクトリアMと京王杯SCの２つ。

【ヴィクトリアM】１７年と１８年は稍重＋スロー、１９年はややハイの高速巡航戦でレコード決着、２０年と２１年は勝った馬が後半引き上げた分もあるから実質ミドル。１７年以外は中盤緩まず持続力ラップ。スロー気味になると千八寄りの適性の馬が走りやすくて速い流れの高速巡航戦になると千四寄りの馬が走りやすいマイル戦の定石のようなイメージやったけど近年ちょっと傾向が違ってきてて、東京がより末脚を活かせるタイプが走りやすくなってるのか高速巡航戦でも最後に中距離的な馬が差してくることが多くなった感じなんよね。この辺りは今週からコース替わりでもあるし慎重に見極めたい。血統ではヴァイスリージェント、ダンチヒといったスピード型ノーザンダンサー系が目立つ。あと近年は末脚重視になってきたからかディープの血も目立つようになってきた。

どれが人気するかもちょっと読みにくいけどソダシは桜花賞の内容からも締まった流れの高速巡航戦は得意やし時計勝負も問題ない。気になるのは近年の末脚が活きる馬場傾向と走ってみなわからん気性面。前走もカフェファラオに交わされた時にやめようとしたけどソリストサンダーの迫られたらまた伸びたりと真剣には走ってへん感じやしね。デアリングタクトは繋靭帯炎で１年強の休み明けやし、マイル戦では速い流れの追走も高速決着も未経験。超えるべきハードルが多すぎて流石に買いにくい。レイパパレも高速決着のマイル戦は未経験。掛かる面があるから流れが速くなるのはそこまで問題なさそうではあるけど個人的にはスピード面で優位に立てる千八がベストやと思ってる。そこを帳消しに出来る道悪の方が大阪杯の内容からも良いのでは。ソングラインは速い流れでの実績は豊富やしNHKマイルC２着もあるからコース適性も問題ない。ただ千四ベストな感はあるしそこまで末脚の斬れるタイプでもないからね。勝ち切るとなると色々噛み合う必要はありそう。ファインルージュは距離が長かったオークス以外は安定して走れてるけどキズナ×ボストンハーバーの組み合わせはいかにもトライアルホースっぽくてGⅠを勝つ底力があるかは疑問。１週前追い切りも良くは見えへんかったね。レシステンシアは一昔前のこのレースなら合うやろうけどちょっと傾向が違ってきてるのがどうか。逃げるのは濃厚やからどういうペースを刻むかが気になる。スプリント色が強くなってきたからハイペースで行くんか、マイル戦やと例によって日和ってペースを上げられへんのか。穴っぽい所ではまずデゼル。絶望的に追走力がなかったけど前走中盤かなり締まったペースを中団から最後までしっかり脚を伸ばしての３着はマイラー色が強くなってきたように見えた。末脚はこのメンバーでも屈指。外差しの利く馬場で展開がハマれば。あとは去年３着のマジックキャッスルも舞台適性は問題ないし前走で復調気配。