みんな過去は忘れていく。

そういうものだ。みんなの記憶から消えていく。

引っ越して、初めての土地に住んだときに、何か、新しい気持ちになったし、これから頑張ろうって気持ちになった。前向きな気持ちになったってこと。

それで、私はある時に記憶喪失にわざとなった。

全てを心の奥の奥にしまい込んで思い出さないって。

そうなれた時に夫とは結婚できたし、子供も産むことはできた。

なので、何も思い出さなくてもいいと思う。

フジツの歌の中に、「初めて会ったような不思議顔・・・」っていうのがあるけれど、それでいいのだと思う。

「初めまして。」からまたやり直そう。

「こんな小さな星ではきっと出会ってしまう。二人別れ告げても・・・

あんな輝いた日々をみんな無駄にするよな出会いだけはよしたいね。

大人になって、苦笑いだとか、子供の言葉で慰めを

不実です、初めて会ったような不思議顔。私は街角ピエロ。不実です。

微笑む私に不思議顔、彼女も気の毒ね。」

こんな歌だったね。

私はおばあさんになったんだし、ピエロでもなんでもやってあげるからさ・・・

「初めまして。」から始めましょうね。

思い出さなくてもいいよ。