マーラーの交響曲は全部で９曲、マーラーは以前の作曲家が９曲しか交響曲を作曲できなかったので、本来は９番となるべく曲を「大地の歌」として番号を付けませんでしたね。もっともこの曲は、純粋な器楽曲ではなく、中国の漢詩にをもとにした歌曲としての意味合いが強いですね。でも、マーラーの最後の第９番は、素晴らしい曲ですね。寂しさや恐れと悲しみ不安からしばし離れて、静かな安らぎに身を置くようですね。それは、人生の辛酸を味わった者の黄昏の世界観かもしれませんが。