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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④  

レジャー/旅行

こんばんは!17日(火)は、北日本は晴れるでしょう。

午後は北海道の日本海側で雨や雷雨となる所がある見込みです。
東日本は雲が広がりやすく、太平洋側を中心に所によりにわか雨があるでしょう。
西日本は概ね晴れますが、雲の広がる時間帯もありそうです。
南西諸島は雨が降るでしょう。

緑輝く山々へ
命あふれる渓谷
山を鮮やかに彩る花々
           
            命きらめく 清らかな峰
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              御岳山・大岳山

*この番組は2019年7月に放送したものです

〇御岳ビジターセンター 馬場晃一さん

*撮影:5月中旬

御岳山で宿坊を営む家に生まれ育った馬場さん。
この辺りの野山を知り尽くしているんです。
ビジターセンターに勤めながら、御岳山の神職の修行中なんですって。

前回は一日目、例大祭の説明まででした。
今回はいよいよ山頂を目指します。

2日目

午前8時

おはようございます。

「おはようございます」

いよいよですね?

「はい、あっ、これから、あの大岳山山頂に向けて、
 あの出発したいと思います」

山頂で富士山が見えるんだそうです。
楽しみ。

集落から歩くこと30分、鳥居がある。
これを潜(くぐ)ると奥ノ院。

「あの~、この木~神社の御神木になります」

御神木は神社の建て替えなどに使われるんだそうです。

中には樹齢400年といいう杉もあるんだって~。
凄いな~。

御岳山から1時間余り

「あっ、こちらあの~、シロヤシオが咲いてますね~」

綺麗~~~。

〇シロヤシオ

真っ白な花弁(はなびら)が清々しい。

「とても人気のお花でちょうど今の時期ですね
 新緑の時期に、あのお花を咲くんですね。
 大体一週間ぐらい持つか持たないか程度なので、本当に時期のものですね~」

見られてラッキーだったな~。

「ここが奥ノ院の山頂になります」

〇奥ノ院

午前9時半、標高は1077m。
昨日御岳山から見た山の天辺(てっぺ)。

大岳山どっちですか~?

「大岳山なんですが、え~、あちらに見えます」

わ~、やっと見えた~、まだ遠いですね。

「ここからですと約1時間半ちょっとですね~」

よしっ、頑張ろうっと~。

「はい、行きましょう」

標高1000m付近に延びる尾根。
アップダウンを繰り返し進んで行きま~す。

でっかい岩が道を塞(ふさ)いでるな~。

「凄いですね~、はっは~。
 この大きな岩が凄い迫ってきてます」

御岳山から歩くこと2時間半

「ここから最後の登りになります」

これを登ると山頂ですか?

「そうですね、山頂直下が、あの~、ちょっと険しいので、
 頑張って登って行きたいと思います」

はい、気を引き締めて行こう。

「あっ、これから岩場になりますね~。
 じゃ自分の体を十分確保して登って行きましょう」

はい。
手も使ってっと。

うわぁ~、厳しい、結構な難所だな。

急な岩場、よいしょっ。

二日かけて標高差1000m近くを登って来た。

〇大岳山(1266m)

「はい、大岳山山頂、到着しました。
 ね~、お疲れ様でした」

ありがとうございました~。

*正確な標高は1266、4mです

「あ~、やっと着きましたね~」

やった~。

「ね~、早速展望見てみましょうか~?」

「あちらに見えますのが、あの~、丹沢の、山並みがこう見えてますね~」

〇丹沢山系

神奈川の屋根、丹沢山系。

「あ~、富士山見えてきましたね~」

霊峰大岳山から眺める藤。
神々しい姿だな~。

〇富士山(3776m)

〇御岳ビジターセンター 馬場晃一さん

「五月の、あの新緑の美しさですね~。
 東京に自然の豊かな~山がですね~。
 あの~、こう楽しめるっていうのは、
 この大岳山の醍醐味ではないかな~っと思っております」

東京奥多摩の御岳山、そして大岳山。
爽やかな新緑にあふれ出る山の息吹を感じる山旅でした。

JR古里駅から旅がスタートをしました。
こちらで馬場さんと待ち合わせをしました。
町から歩くこと5分、渓谷がありました。
登山口を出発しますと標高300m、杉や檜の森がありました。
ホソバテンナンショウという花の形が蛇の頭のような植物が生息をしていました。
登ること1時間、薄暗い森になってきまして、
左側は針葉樹の森が広がっていまして、右側の森は広葉樹の森でした。
コナラが生えていました、葉の先が赤いです。
そして馬酔木の新芽も生えていました。
そして、ヤマツツジも咲いていました。
駅から標高差600m余り、2時間半登って来ました。
ここは大塚山山頂です。
そしてヒメレンゲも生えていました。
また、ミソサザイという鳥もおりました。
しばらく行きますと、鳥居が見えてきました。
綾広の滝も素敵な雰囲気でした。
午後3時、御岳山の山頂に到着です。
奥ノ院が山頂でした。
そして一日目は馬場さんの実家が営む宿坊で一泊しました。
参拝のグループにお世話をするのが御師の仕事です。
いつまでも素敵な伝統が続くことを。
また東京都民の水源がいつまでも枯れることなく湧き出ることを願います。