がぶ

蛤と藻しほとくゆさむゆふしくれ そのにぢうさん

日記

錆鼠というのか
熨斗目色というのか
さだかではないのだが
夏のお祭りで配られた町内会の
手ぬぐいが
いい色なのであた
中央に
榮という町名が
紺色の白ふちで置かれていた
上半分が錆鼠
下半分が山吹色
こーれがなかなか粋
なんじゃないの
でごわして
ばーばが
てぬぐいこれくたで
おっかさまや
だいだいおなごしの
布ものが
ざぶざぶあふれちょります仕舞屋
でどすとく中ぴかいちな飢餓汁
先先先代とまあまあご町内にはご奉仕させていただいた
ものにゃりが
絹と麻とうーるとか
それぞれ発色ちがってうつくしいものにゃりが
こっとん
てぬぐいいっぽん
のしんぷるがみにしみるものにゃり
せらび
冬はことんおんりじゃ越せないげどね

定本和の色事典
内田広由紀
視覚デザイン研究所
2008.7 301p;21cm

百茶百灰カラーブックないかなー

  • がぶ

    がぶ

    2022/05/24 15:57:38

    日本語は色彩語が豊富で
    わくわくします

  • 青の6号

    青の6号

    2022/05/22 21:36:58

    熨斗目色とか、あまり耳慣れない色の表現を良くご存じで・・・。