コーヘイ

重賞展望

日記


今週末は日本ダービー、目黒記念、葵Sの3つ。今年もいよいよ競馬の祭典・ダービーやね( *´艸`)何年競馬をやってても有馬とダービーの週の独特のワクワク感は好きです☆

【日本ダービー】オークスが過去5年中4年で最初の5F60秒を切ってるのに対してダービーはリオンリオンが暴走した19年以外は60秒以上と前半~中盤のペースは上がりにくい。ただ以前は3~4Fの極限の瞬発力勝負といったイメージやったのがここ3年ほどはスパート地点が早くなってて約5Fのロンスパ戦。勿論この時期の府中ならではの高速馬場適性や瞬発力も必要やけど、それに加えて末脚の持続力も重要になってきてる印象。あと気になるのは馬場。この週からCコース使用ということで例年不条理な程内有利前有利な馬場になってたけど去年はどういうわけかコース替わりにも関わらず前の週と変わらず外差し傾向が強かった。今年はどっちのパターンかまずはしっかり見極めたい。血統ではディープを筆頭に王道血統×スピード型ノーザンダンサー系、ミスプロ系といったスピードに長けた血を併せ持った馬が強い。

中心となるのは当然皐月賞組。ジオグリフは強い勝ち方をした札幌2歳S、皐月賞は小回りで直線の短いコース+洋芝や雨の影響が残る馬場。反面直線の長いコースで行われた朝日杯や共同通信杯は距離不足や1キロの斤量差といったエクスキューズはあるものの完敗といえる内容。母系は小回りコースでの好走が目立つ一族やし機動力やパワーが活かせるコースがベストな印象で高速府中での決め手比べやとキレ負けしそうな気が。イクイノックスも血統からは小回り急坂コースや道悪の方が良さそうに思えるけど東スポ杯(このレースがこの世代で1番”ダービーっぽい”ラップ構成かなと)の衝撃的な勝ち方からも世代トップの決め手があるのは間違いない。気になるのはやっぱり状態面で東スポ杯の後回復に時間がかかって結局皐月賞ぶっつけになったくらいやからね。初の中5週で万全の状態で出られるかが1番のハードル。1週前追い切りも良く見えたわけではなかった。ドウデュースは再三書いてるようにハーツクライっぽくない馬体やレースぶりで、だからこそハーツ産駒が苦手とするようなギアチェンジ力や小回りでの機動力でもそれなりの物を見せられるんやろなと。逆に言うと総合力で勝負するタイプやから東京に替わることで大きなプラスもマイナスもない印象で、他の有力馬がパフォーマンスを上げるなら相対的に序列が下がるんかなと。距離は若干長いとは思うけど友道厩舎だけに軽い馬場ならギリギリこなすかな。ダノンベルーガは逆にハーツクライっぽいタイプ。内が荒れてた皐月賞で終始インを走らされての4着なら1番上積みが大きそうなのはこれかなと。ただいかにもハーツクライっぽい緩さのある馬が高速馬場+スローやとディープ産駒とかのピュッと斬れる馬にやられるってのがこのレースを初めクラシックの歴史でもあるからね。アスクワイルドモアは母系が重厚なディープ産駒。このレースで好走するディープ産駒は母系に軽いスピードの血を取り入れてるタイプばっかりやから高速決着のダービーではいかにも斬れ負け、スピード負けしそう。道悪なら。とういか前にも書いたけど菊花賞で。穴っぽい馬を狙うならレベルの低い別路線組よりも皐月賞で力を出し切れへんかった馬かなと。デシエルトは1歩目の躓きが全て。リカバリーで促すとどうしても気性が爆発するからあれで精一杯。ダイナカール牝系出身で跳びの大きな走法は東京向き。速い脚があるかはそういうレースを使ったことがないから未知やけど前が残れる馬場なら面白い。ジャスティンロックは出負けして終始インを走らされたのが敗因。それでも末脚は目立ってたし外差しが決まるような馬場なら面白い。ただ京都2歳Sのマクリを見るとあの機動力が活きるのは小回りかも。最後にキラーアビリティ。ディープ×米国スピード血統はこのレースの特注配合。萩Sで斬れ負けしたことからも持続力を求められた方が良いタイプやから最近のスパート地点が早めの傾向には合うはず。ただ陣営のトーンが今一つ上がってへんのよね。