コーヘイ

重賞展望

日記


【目黒記念】去年は超のつくドスローでスパート地点も遅く上がり3Fだけのレースでほぼ位置取りだけで決まるという個人的21年ワースト重賞。ただそれ以外の年はそこそこ道中締まった流れになることが多く、時計も2分30秒前後の高速決着になることが多い。どういう理屈でそうなるかはわからんけど同コースで行われるアルゼンチン共和国杯は道中のペースが上がりにくいから不思議。今年はどうなるか予想するのは難しいけどこれといった逃げ馬不在やしまたスローかもしれんなと。ただ去年よりメンバーレベルは高いしスパート地点が極端に遅くなることはないんかな。血統ではステイゴールド系とトニービンの血が特注。あとはロベルトやサドラーといった血も好走してるように坂越え2回のタフなコースとあって高速馬場でも最低限のスタミナは必要。

シルヴァーソニックは前走春天はスタート直後の落馬、ゴール後の転倒のダメージが少なかったから出てきたんかな。長距離では先行出来てるけど久々の中距離戦でしっかり追走できるかがまずはポイント。そんなに斬れるタイプやないから後ろからの競馬になると流石に厳しそう。アリストテレスは菊花賞の内容を考えるとここでは頭一つ抜けた能力はあるはず。ただ古馬になって別馬と入れ替わったかと思うくらい行きたがる面が出てきたのがね。スタミナも充分やしロンスパ戦への適性もある。まともに走りさえすれば。マカオンドールは春天は期待を込めて本命にしてんけど残念な結果。長距離でも後方からの競馬になる馬やから高速馬場の中距離戦では間違いなく最後方近くからになる。スパッと斬れるような脚はないし前崩れの展開になるなり一雨降るなり何らかの形で恵まれへんと今回は厳しいかな。ボッケリーニは年齢と共にズブさが目立ってきてるし前走も同距離で先行出来たように今ならこのくらいの距離の方が合うはず。血統的にも良さそう。ただアリストテレスと同じトップハンデはなかなか見込まれたような気も。去年の覇者ウインキートスは前述したように位置取りだけのレースやったしオールカマーも内有利な馬場に恵まれての好走で実績ほどの評価はしにくい。まぁ、今年も同じようなレースになるならといったところ。穴っぽい所ではまずフライライクバード。ロベルトの血が3本も入る珍しい血統通り斬れるというよりパワーと持続力が武器の馬で中京コースを得意としてるのも納得。東京では斬れ負けの可能性はあるもののロンスパの形になれば面白い。あとはアルゼンチン共和国杯2着のマイネルウィルトスも押さえておきたい。