動物園での少し悲しい顛末…
先日、久しぶりに…
本当に久しぶりに動物園に行ってきました(*^▽^*)
前回行ったのはたぶん小学生の遠足の時ではないか?と思います
すっかり綺麗になって様変わりした動物園
もうどこにどんな動物がいるのかも解りません
当てずっぽうにズンズン進んで行くと
まず初めに、キリンさんとしまうまさんが柵に一緒に入った
大きな広場のような所に出ました
しまうまさん2匹は仲良さそうにじゃれています
キリンさんは、黄色の大きな子と小さな子が寄り添っていて
茶色い子は中央の木の葉っぱをかじっていました
私は茶色い子をじーっと見つめていると
茶色い子はちょっと葉っぱをかじるのを辞めてこちらを見ました
なので、私はその子に手招きして「おいで、おいでー」と言いました
そうしたら茶色い子は珍しそうにこちらを見始めました
私は、そのまま続けて
手招きして「おいで、おいでー」と呼び続けました
すると茶色い子は躊躇しながら私の方に来て
私の近くに合った葉っぱの無い木をかじり始めました
私はいろんな動物を見てきた経験から
それがその子の精一杯のなつき方だと思ったので
葉っぱの無い木をカジカジするキリンさんに構いながら側にいました
その茶色い子も私の方を見ながらその木をずっとカジカジしていました
その内、いろんな人が集まってきて
「カッコイイね」とか色々言われていました
結構長い事キリンさんを構いながらそこにいて
人がいなくなってから
「バイバイ」と手を振ってお別れしました
他の動物を見ながら園内を一周してから
最後にもう一度茶色いキリンさんに会いに行きました
茶色いキリンさんは、また中央の木の葉っぱを食べていました
私はその子に手を振ると
茶色いキリンさんは葉っぱを食べるのを辞めて
その木の陰に隠れました
きっと私が帰ってくると思わなかったのでしょう
そしてきっと、今まで仲良くして帰ってきた人はいなかったのでしょう
茶色いキリンさんは、私の元に再び来るかどうか躊躇していました
そうしたら、黄色の大きなキリンさんが
茶色のキリンさんの所に来て
自分の首で茶色のキリンさんの首を押して
「行くな、辞めて置け」と言うような仕草をしました
それで、もう私が何度呼んでも
長い事待っていても
茶色いキリンさんは、黄色いキリンさんの手前もあり
来てくれませんでした
だいぶ長い事待っていて
茶色いキリンさんもこちらを盗み見ていましたが
あまりこの様な膠着状態のままいるのもかわいそうなので
私は帰る事にしました
帰ろうと歩いている時
黄色いキリンさんが私の方を見たので
私は手を振りました
黄色いキリンさんはそれをしっかり見ていました
そしてその後
茶色いキリンさんの所に行き
茶色いキリンさんを慰めていました
実は、キリンさんだけではなく
他の動物も呼んだりして見たのですが
みんな聞いてはいるのですが、私の方を見ないふりをしていました
動物園に限らず
ペットショップや
猫カフェでもそうですが
彼らにとって「お客さん」は「一見さん」です
本当は人が好きで、一緒に遊びたかったり
可愛がられたりしたかったとしても
きっと、心許した人がいなくなってしまったら悲しくなるので
心をセーブして甘えない様にしている子もいるのだろうなと思います
そして、そういう場所で「飼育」されているから
甘え方がわからない子もいるのだろうなと思います
私は、動物だから今日会った事もすぐに忘れるだろうとは思いません
「変な人」がいた事をあの茶色いキリンさんが
大切に覚えてくれていたら良いなと思います
私も、あの時、茶色いキリンさんが私の側に来てくれたことは
お金では買えない、かけがえのない大切なものとして
ずっと覚えていると思います
そしてまた機会があればまたあの動物園に行きたいと思います
あさこ
2022/05/28 13:09:02
ラツィオ❁田吾作さんへ
そうですね…私もその様な意味かなと思いました
「仲良くなっても次は無いんだよ、自分が悲しくなるだけだよ」と言うような…
今回は動物園で
キリンさんが私を待つ形になりましたが…
以前、○○パークという所で
ポニーとめちゃくちゃ仲良くなって
次にこちらから会いに行ったら、そのポニーがいなくなっていた
と言う事もありました
人間と一緒で「一期一会」なのだなあと思いました
余談ですが…
私は「出会わなければよかった出会い」というものもあると思います
けれどこのキリンさんと心の交流が出来たことは
もし次の出会いが無くても
もしどちらかが忘れていたとしても
お互いにとってとても意味のある物のような気がしています(*^▽^*)
ラツィオ❁田吾作
2022/05/27 06:17:14
「きっと3度目は来てくれないよ」と
黄色いキリンは言いたかったのでしょうか・・・