コーヘイ

重賞展望

日記


ダービーも終わって今週末からは2歳の新馬戦がスタート。ダービーからダービーへ。どんな馬と会えるか今からワクワクします♪そして重賞は安田記念と鳴尾記念の2つ。

【安田記念】過去5年の前後半の3Fを比較すると最もスローやった20年が1秒の後傾、最もハイペースやったのが17年が0秒5の前傾とほぼミドルペースの範囲内で中盤の2Fも極端に緩んだ年はなく23秒前後と高速巡航戦。勝ち時計も1分31秒前後と高速決着になることから高いレベルでのスピードの持続力が求められるレース。ただ今年はヴィクトリアMで番手からの競馬を選択したレシステンシア以外にハイペースを刻めそうな馬は不在。ここもこの馬が展開のカギを握るのは間違いないところ。血統ではストームキャット、ダンチヒ、ヴァイスリージェントといったスピード型ノーザンダンサー系が特注。キンカメを通じてフレイエフの血も良い。

シュネルマイスターは前傾ラップのNHKマイルC、後傾ラップの安田記念と同コースの重賞をともに1分31秒台で好走してるように適性は高い。気になるのは今一つ原因がハッキリしてへん前走ドバイの惨敗と初の58キロ。イルーシヴパンサーは前走東京新聞杯は強い勝ち方やったけど前の馬と後ろの馬がそっくり入れ替わるほどの差し有利の展開が向いたのは確かやし2着のファインルージュが太め残りやったことを考えれば額面通りに評価して良いかは微妙なところ。当たり前やけどこの時のパフォーマンスではGⅠでは足らんし2キロ増の斤量(この馬も初の58キロ)と成長度次第。ソングラインは前走押さえまでの評価にしたけどその理由は後傾ラップ想定やったから。躓いたことばっかりが取り沙汰されてるけどキレより基礎スピード面を活かしてなんぼの千四タイプやからここもスローやと勝つのは難しいけど速い流れなら面白いと思う。セリフォスは前走は外差しが決まりやすい展開を掛かりながら先行して4着なら評価を落とす必要はない。休み明け得意な厩舎だけに叩いて良化するかは微妙なとこやけど54キロで出られるのはかなり有利なのは間違いない。ファインルージュは東京新聞杯で先着されたイルーシヴパンサーとの比較では状態面、斤量差、位置取りで少し不利やったことを考えれば逆転は充分あるかなと。ただ前走時も書いたけど血統的に底力はなさそうやからGⅠを勝ち切れるかという不安はある。穴を狙うならセオリー通りに速い流れなら千四的なタイプ、緩い流れなら千八的なタイプを。速い流れならまずレシステンシア。前走は距離が不安やったんか知らんけど日和った。本質的には千四~千六ベストやし強気に逃げるなら面白い。あとはカテドラル。近走不振やけど直線の長いコースの方が良いし適度に上がりのかかる展開なら最後差してくるかも。ゆっくりした流れならまずはダノンザキッド。同じくスローやったマイルCSではそれまでにない決め手を見せたし大箱コースに替わるのもプラス。あとはジャスティンカフェ。血統はかなり重厚でここ向きかと言われると困るけど同コースの前走は逃げた馬の勝ちパターンを最後方から追い込んでの快勝。決め手は鋭い。