ジュンチャンと世界を巡る 第96回はアフリカ
ジュンチャンと世界を巡るは、今回からアフリカとなります。
アフリカは、広義にはアフリカ大陸およびその周辺のマダガスカル島などの島嶼・海域を含む地域の総称で、六大州の一つです。
地理的には地中海を挟んでヨーロッパの南に位置し、 赤道を挟んで南北双方に広い面積を持つ唯一の大陸でもあり、それに伴って多様な気候領域があります。
面積は3037万平方キロメートルで、地球表面の6%、陸地全体の20.4%を占め、人口は約12億人、世界人口比では14.72%を占めます。
2011年3月現在、島嶼を含めて54の独立国があります(西サハラを含めると55カ国)。
ここではアフリカを、北アフリカ、西アフリカ、中部アフリカ、東アフリカ、南部アフリカに分けて紹介します。
北アフリカには、アルジェリア 、エジプト 、リビア 、モロッコ 、スーダン 、チュニジアの国々があります。
西アフリカには、ベナン、 ブルキナファソ、 カーボベルデ、 コートジボワール、 ガンビア、 ガーナ ギニア、 ギニアビサウ 、リベリア、 マリ、 モーリタニア、 ニジェール、 ナイジェリア、 セネガル、 シエラレオネ、 トーゴ の国々があります。
中部アフリカには、カメルーン、 中央アフリカ、 コンゴ民主共和国、 コンゴ共和国、 赤道ギニア、 ガボン、 サントメ・プリンシペ 、チャド、 アンゴラ の国々があります。
東アフリカには、ブルンジ、 コモロ連合、 ジブチ、 エリトリア、 エチオピア、 ケニア、マダガスカル、 マラウイ、 モーリシャス、 モザンビーク、 ルワンダ、 セーシェル、 ソマリア、 南スーダン、 タンザニア、ウガンダ、 ザンビア、 ジンバブエの国々があります。
南部アフリカには、ボツワナ、 レソト 、ナミビア、 エスワティニ、 南アフリカ共和国の国々があります。
アフリカは「アフリカ単一起源説(地球上のヒト(現生人類、ホモ・サピエンス・サピエンス)の祖先はアフリカで誕生し、その後世界中に伝播していったとする、自然人類学の学説)」や「ミトコンドリア・イブ(ヒトについての分子生物学において、現生人類の最も近い共通女系祖先に対し名付けられた愛称で、約16万年前にアフリカに生存していたと推定され、アフリカ単一起源説を支持する有力な証拠の一つである。)」の存在から、ほとんどの古人類学者は人類はアフリカで生まれたという説を採っているのです。
アフリカは、かつてヨーロッパ諸国から「暗黒大陸」と未開の地のように呼ばれていましたが、ヨーロッパに知られていなかっただけで、実際にはヨーロッパより古い歴史と文明があり、この旅ではアフリカの知られざる歴史や文明をできるだけ取り上げたいと考えています。
アフリカの地理ですが、北は地中海、西は大西洋、東はインド洋および紅海に面し、南端のアガラス岬で大西洋とインド洋が接しています。
南北約8,000km、東西約7,400km、海岸線は総延長26,000kmで、スエズ地峡以南がアフリカ大陸となります。
大陸北側に世界最大の砂漠であるサハラ砂漠をもち、これによって大陸は大きく二つに分けられるのです。
また大陸東部にはパンゲア大陸がゴンドワナ・ローラシア大陸に分裂したときの名残である2,000kmの隆起地帯(ドーミング)と、それを東西に切り裂く世界最大長のアフリカ大地溝帯(東アフリカ地溝帯)が南北に走っています。
この南端にはアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ山(5,895m)があり、これは他の五大陸最高峰が非火山であるのに対し唯一火山活動で形成されたものです。
動植物ですが、アフリカ大陸全般の経済成長で自然保護区が設置されるものの、依然として色濃く豊かな自然が残っています。
しかし、アフリカの多くの国々は情勢が非常に不安定であり、ヨーロッパなどに比べると遙かに治安が悪い地区が多く、政治的に安定している国はごくわずかです。
イギリスの雑誌『エコノミスト』によると、対象50カ国(ソマリア、セーシェル、サントメ・プリンシペ及び西サハラ、ソマリランドは含まれない)のうち、完全な民主主義を実現している国はモーリシャスただ1国で、15カ国は独裁と民主制の混合状態、28カ国は完全な独裁体制と分析されています。
アフリカは豊富な天然資源を持ちながら世界で最も貧しい発展途上の状態にあり、これはエイズやマラリアなど深刻な感染症の蔓延、高い腐敗認識指数で指摘される政治によって引き起こされる人権の抑圧や経済政策の失策、また国民の低水準なリテラシーや不得手な外交、さらにゲリラから大量殺戮まで含まれる部族間や軍隊による戦闘など、さまざまな要因の結果なのです。
国際連合の2003年度人間開発報告書によると、開発の度合いを示す尺度において調査対象の最低ランク25か国(151位から175位まで)を全てアフリカの国々が占めました。
貧困、文盲、栄養失調、不充分な給水体制や衛生管理、病気の蔓延などの悪影響を、アフリカに住む多くの人々が受けているのです。
覚悟を決めていなければ、今も昔も、アフリカはまともな人間の行ける場所ではないようです。
次回からアフリカの国々を個別に紹介します。
引き続き気楽に遊びに来てください。( ^)o(^ )
ジュンチャン
2022/06/04 16:40:31
交通手段が発達し、以前より簡単に旅に出ることが出来るようになった現代ですが、それでも訪れたくはない絶対行ってはいけないアフリカの危険都市TOP10をネット情報でご紹介します。
10位:ナイロビ/ケニア(Nairobi / Kenya)
9位:ルアンダ/アンゴラ(Luanda / Angola)
8位:ウィントフック/ナミビア(windhoek / Namibia)
7位:ポート・エリザベス/南アフリカ(Port Elizabeth / South Africa)
6位:ケープタウン/南アフリカ(Cape Town / South Africa)
5位:ラゴス/ナイジェリア(Lagos / Nigeria)
4位:プレトリア/南アフリカ(Pretoria / South Africa) 78.79
3位:ダーバン/南アフリカ
2位:ヨハネスブルグ/南アフリカ(Johannesburg / South Africa) 83.21
南アフリカ最大の経済都市でもあるヨハネスブルグは、こちらもまた旅人の間で噂に上る「絶対に行きたくない場所」。犯罪率の高さは言うまでもなく、「首絞め強盗に遭う確率は150%(外に出ると必ず襲われ、その半数が警察に行くまでにもう一度襲われる)」「車で轢いてから所持品を奪う」などといった都市伝説のようなものが、まことしやかに囁かれています。また売春婦からドラッグまで何でも揃うと謳われた、かの有名な世界最恐ビル「ポンテタワー」もあり(今ではセキュリティが多少改善されているそうです)、リアル北斗の拳という評判もあながち間違いではなさそうです。
1位:ピーターマリッツバーグ/南アフリカ
第1位は、やはり南アフリカから選ばれたピーターマリッツバーグ 。
これは過去3年間に犯罪発生件数が増加していることや外国人排斥運動がこの町でも巻き起こったからかもしれません。またピーターマリッツバーグはインドのマハトマ・ガンディーが若かりし頃に人種差別を受けた地でもあり、市内中心部にはガンディーの像が建てられています。
アフリカはどこの危ないですが、まあ、特に南アフリカには絶対近づかない方がよさそうです。( ^)o(^ )
青魚岩太郎
2022/06/03 09:52:50
アフリカの大都市はことごとく治安が悪いと聞きますがどうなんでしょうね?