セカンド

紫陽花色の涙

小説/詩

雨の音が
絶え間なく私の心を打つ

夜の暗さの中で
雨に打たれている紫陽花が見える

誰もがその澄んだ紫色を
気付きもせず急ぎ足で通り過ぎていく

今はもう6月
あなたとの思い出がまた遠ざかっていく

二人だけの思い出に近づこうと
無意識に過去をむさぼる

雨の音が聴こえる
私はそのリズムを繰り返し歌う

部屋の中の明るさが
一つ一つの過去を悲しく晒していく

雨の音が
絶え間なく私の心を打つ

私には見える
紫陽花が紫色の涙の雫を流している姿が

いつもより
強く聴こえる今日の雨音

雨はまだ
止みそうもない


性格は明るいけど
出てくる言葉はイマイチ暗い?

夜中に独りで聴く
雨のイメージなのかな








  • セカンド

    セカンド

    2022/06/18 02:25:32

    Reimy 様

    雨と紫陽花って似合いますよね
    雨の雫は紫陽花のためにある・・・そんな感じがします

    BGMで「青いエアメール」を流すと
    さらに雰囲気が出るかも^^

  • Reimy

    Reimy

    2022/06/16 09:57:59

    雨を介して描く、外の景色と室内の対比が面白いです。(*^^*)

  • セカンド

    セカンド

    2022/06/08 01:05:58

    千尋 様

    次はもう少しハッピーな詩が浮かぶと良いのですが・・・
    戦争、物価上昇とか世の中どうも暗いもので^^

    宝くじにtoto
    これに当たるしかない?


  • 千尋

    千尋

    2022/06/07 07:51:44

    うぅぅ・・・切ない・・・(;_;)