ほぼ毎週続いた春のGⅠも残るは３週間後の宝塚記念だけ。ということで中休み感のある今週末の重賞はエプソムCと函館スプリントSの２つ。北海道開催が始まると夏競馬やなぁって感じます。

【エプソムC】梅雨時ということもあって１８～２０年は道悪、特に１９年は前後半差６秒１という条件戦レベルのドスローとイレギュラーな年が多く傾向は掴みにくい。このコースらしく良馬場やと１分４５～４６秒台での決着で速い上がりも求められることが多いかなといった感じ。ただ関東地方は梅雨入りしたとのことで週末の天気も怪しい。外差し傾向が強まってきた馬場がどう変化するかも含めて注視したいね。血統では去年はディープ系が１～３着。キングマンボ経由も含めヌレイエフ、他のノーザンダンサーの血も良さそう。

ジャスティンカフェはキャリアの殆どがマイル戦で今回久々の千八。血統的にはかなり重厚で距離延長や道悪は問題なさそうに感じるけどどうかな。まぁ、いつも通り後ろからの競馬になるやろうし一気の相手強化のタイミングで人気になるなら本命とかは打ちにくいかなと。ダーリントンホールは同コースの共同通信杯を勝ってるし高速決着のマイル戦やとちょっとしんどい感じはあるから距離延長は良さそう。極端に上がりが速いとキレ負けしそうやから馬場が渋るのはプラス。タイムトゥヘヴンは折角マイルや千四で結果が出てるのにまた距離延長というのが理解に苦しむ。上がりのかかるレースで差してくるタイプやしあんまりこの条件に合うイメージではないかな。ザダルは去年の勝ち馬で大箱コースの千八はベスト。ただ高速馬場の方が良いタイプやから道悪はマイナス。去年より２キロ背負わされるのも気になる。シャドウディーヴァも府中の千八はベスト条件。ザダルよりは馬場が渋ってもこなせる。ただこの馬も牡馬では５８キロにあたる斤量５６キロがどこまで響くか。少頭数で穴を狙うのもなかなか難しい感じはするし、今の外差し傾向の出てきた馬場を考えるとどうかなってのはあるけど逃げ先行馬が手薄なことから展開的に恵まれそうな馬を狙うべきかなと。トーラスジェミニは近走惨敗続きやけど前走は差し有利な流れを番手から０秒８差なら着順ほど悪い内容ではない。復調気配と取るなら人気的にも舐められそうな今回が狙い目かも。