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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③     

レジャー/旅行

こんばんは!7日(火)は、九州・奄美や四国は概ね晴れますが、

所によりにわか雨がありそうです。
中国から東北は雲が広がり雨の降る所が多く、所により雷を伴うでしょう。
北海道は午前中に雲の広がる所もありますが、午後は概ね晴れる見込みです。
沖縄は曇りや雨となり、所により雷を伴い激しく降るでしょう。

修験者の滝
巨大な火口
氷の造形

             春陽きらめく白銀の峰
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                乗鞍岳

〇山小屋主人 六辻徹夫さん

乗鞍岳の中腹で山小屋を営む六辻徹夫さん。
四季を通じて乗鞍岳で暮らし、この山のことを知り尽くしています。

*撮影:4月上旬

前回は乗鞍岳の水の恵みの説明までのご紹介でした。
今回はいよいよ山頂を目指します。

位ヶ原から続く白銀の大斜面。

足元が雪から氷に変わってきた。

「急な斜面ですからスリップしないよう、気をつけてゆっくり行きましょう」

はい、慎重に。

「この辺もちょっと見てくださ~い。
 これハイマツなんですけどもね~、ハイマツに氷が付いて、
 それに太陽の光が当たって、キラキラキラキラ、綺麗ですよね~>」

〇ハイマツ

ほんと~、まるでがラズ細工みたい。

平らな所へ出た。

「はい、稜線ですね、到着しましたね~。
 剣ヶ峰見えてます。
 あそこが頂上ですけどもね。
 そこへ行く前に、こちらの方。
 朝日岳の方、ちょっと行ってみましょう。
 ここはね、夏は高山植物保護の為にね、入れないんですよ。
 今雪が付いてる時にしか行けないんでね」

雪がある時だけの特別な体験。

おっ、もう頂上に着いたのかな?

〇朝日岳(2975m)

「ここが朝日岳の頂上ですね~。
 そして~、ここの絶景~、ご覧くださ~い、こちら」

わぁ~、大きな窪地~。

「これは昔、乗鞍岳が噴火した時の火口跡ですね~。
 グ~ンと、ほんとに綺麗~に丸~くなってますね~。
 お鉢、はっきり分かりますね~」

巨大な噴火口、直径700以上もあるんですって。

「じゃあ最後、あの最高峰、剣ヶ峰目指して行きましょうか?」

はい。

いよいよ乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰へ。

〇剣ヶ峰

お社が見えてきた。

鳥居をくぐれば山頂~。

〇剣ヶ峰(3026m)

「は~い、お疲れ様でした~。
 乗鞍岳の最高峰剣ヶ峰、3026mに到着ですね~」

「乗鞍岳の山頂は、岐阜県と長野県と二つ県に跨ってんですね」

〇乗鞍本宮奥宮(岐阜)

「二つお社があって、こちら側が岐阜県側」

〇朝日権現社(長野)

「向こう側に長野側のお社があります。
 それぞれの里の方からですね、乗鞍岳は仰ぎみられて、
 え~、信仰の対象にされてきたんですね~」

まずは岐阜県側のお社。

パッパ♪

そして長野県側のお社へ。

パッパ♪

〇白山

山頂からは名峰がずら~り。
西には白山。

〇北アルプス

北には北アルプス。

〇八ヶ岳

更に東側には八ヶ岳。

〇南アルプス

〇中央アルプス

南アルプスと中央アルプス。

〇御嶽山

御嶽山(おんたけさん。

南アルプスの方をよ~く見ると。

〇北岳

日本第二の高峰北岳。
その横には富士山が。

〇富士山

〇山小屋主人 六辻徹夫さん

「来る人、尚あたたかく優しく、包み込むようなそういう大きさですね。
 それが大きな乗鞍の魅力ですね。
 ここで生活している私にとって、乗鞍は心の支えですね。
 日々山を仰ぎみる、山に手を合わせ、そういった生活を毎日しています。
 乗鞍岳、大好きです」

古(いにしえ)の時代から崇められ、親しまれてきた大きな大きな乗鞍岳。
春の陽射しに輝く白銀の雪渓を満喫しました。

長野県松本駅から車で1時間程、登山口のあります乗鞍高原で
山小屋主人の六辻さんと待ち合わせをしました。
ますはスノーシューを履きましてビーコンという雪崩に埋まった時に、
これから電波が出ますことによって居場所を知らせる為の装置を
六辻さんが装着してくださりました。
午前9時半にスタートしました。
雪が舞っていまして凄い雪でした。
そして、絶景ポイントの三本滝という滝を見ました。
まだ凍っている所もありました。
元のルートに戻りまして、本格的に登山開始です。
急な斜面がありましたので、六辻さんの合図で感覚を開けて通りました。
歩き初めましてから5時間、ようやく山小屋に到着です。
二日目は、朝日に照らされながら木々の間を行きました。
ダケカンバという木がありました。
出発から1時間、広い雪原に出ました。
位ヶ原と呼ばれる所です。
ここは深田久弥さんが日本で最もすぐれた山岳風景の一つに数えているようです。
このすぐれた風景がいつまでも残って欲しいなと感じました。