おせっかい
今回はかなりプライベートな事項について書いていくので
かなり自覚して抑制的にキーを叩きます
ご承知ください
昔から”おせっかいなおばさん”という存在はありました
敗戦前は(生まれてないから)よく知らないけど
昭和の日本の復興期から、平成の前半にかけて、彼女たちは大活躍しました
おせっかいという表現が失礼なら謝ります
そうですよね、町内会なり、民生委員だったり、世話役だったり
その地域社会の発展や前進をひたすら願い、自らの身を惜しまず、
数多の労苦を顧みず、夏には汗をかき、冬には吹雪の中に出て
一つの<お見合い写真>が私の元に届いたのは
ひとえに”おせっかいなおばさん”のおかげでした
こっから妄想(いつものパターン)
ああ、〇〇さん家の息子さん
あれ?もうすぐ40になるんだっけ?
お嫁さんいないよねえ
いい人そうだし勿体ないと思う
ちゃんと働いているようだし
そうね、お預かりしてる写真たちを見直すわ
あ、このお嬢さんだったらいいかも
そうそう、先週預かったのよね
ホントにいいかも! 早速明日の朝、お母さまに届けましょう!
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ある日、煎兵衛は終業後、いつものように真っすぐ帰宅の途に向かっていた
途中の円山バスターミナル内の動物タイルを慎重によけながら
心地良い疲労を感じつつ、明日の就労内容を予習していた
ただ反対側の脳内では、別にどこにも発表する宛のない文章を
ひたすら産み出しては推敲していた
帰宅し、夕食をすまし、自室に戻ろうとしたとき、母が云った
「今日、◎◎さんが来てね、あなたにお見合い写真を置いていったの」
「!」
”おせっかいなおばさん”とうとう来襲! WARNING! WARNING!
その後の会話は覚えていません。
部屋に戻った私の手には一通の封筒が握られていました
初めての経験でした
当時部屋にあったカバーの掛かってるROLAND XP-80の上に置きました
勿論中は見ません
就寝の途中で様々な思考が浮かんでは消えていきました
少し寝付けませんでした
⁽こっから注意しろよ!書き方に注意しろよ!⁾
どこに配られるのか分からない自らの
写真館で丁寧に撮影された自らの画像を
不特定に預ける
たとえ相手が地域から信頼されている”おせっかいなおばさん”だとしても
ちょっと危なっかしいので、この話はここまで
時は移り、時代は代わり、あの空気感は今どこに
”おせっかいなおばさん”の存在は消え
その替わりに今はアプリというものがあるそうだ(伝聞)
まったく知らないので有用な紹介はできない、わからん
スマホでタップ、タップ、タップ、タップ、タップ、タップ、タップ
それで理想の相手が現れるの?
両腕を拡げて待っていてくれるの?
素晴らしい
もちろんリスクは付き物だけど
そんなものはリテラシーで回避できるから
恋愛結婚とお見合い結婚の比率が
いつどうなってこうなった、というFACTは知りません
という訳で、今はアプリ結婚という既成事実の存在感を知りたいです
(いや、別に知りたくないか)
TIKTOK婚? ツイ婚? 2(5)ちゃん婚?
それとも
私の様に
未婚?
PINK FLOYDのアルバム「おせっかい」は最高級の音楽です
おの
2022/06/26 21:57:17
おせっかいが大切な時もありますね。