きいてニコタリーナ

きよ

ちょっと整理したいんだけど

前説劇場

日記


お疲れっす。
ライブ行ってきた話を書こうかと思って来たんだけど、
なんかその前段だけで1500文字越えちゃった。

割とね、今回旅行に出かける前のコンディション最悪だったのよ。
体も、心も。

どんなに頑張って半休取る準備してても
部品の供給元は平気で納品遅れするし
あれっこの日(金曜)余裕あるんじゃない?とばかりに
でかめの特急の仕事突っ込んでこようとするし。

半休取る予定があることは言ってあったんだけどね。
「だから急な追加の仕事突っ込んで来ないでね」
まで言わなきゃ駄目だったとはね。

さすがに抗議の連絡をしたけど
慇懃な表現を心がければ心がけるほど行間に
「ふざけんなこの野郎〇すぞ(#^ω^)ビキビキ」が
滲んでしまってどうしようもなかった。

アンガーコントロールっつって
6秒どころか60分かけて何度か推敲したけど駄目だったよ。

もうこんな無茶な特急突っ込んでくる無神経な相手なら
このくらいの失礼さは気づかないか流すだろ、と思って
諦めてそのまま送った。
結果、上司も口添えしてくれて、期限が(たった)1日延びました。

んでそれらのせいもあるだろうし
火曜に生理が来たせいもあるかもだし
(旅行に生理のピークが来なかったのは助かったけど)
もしかしたら暑くなったことで胃腸が疲れちゃったか
なんか悪いもの食べちゃったのかもしれないけど、
水曜くらいからずっとしくしくお腹が痛くて。
胃薬飲んでもあんまり改善しなくて。

あとさあ、無茶な特急に怒りの抗議して
でもまだむかっ腹立てながら仕事してたらさあ、

……あっ、わたしけっこう世界を憎んでるんだな。

って不意に気づいちゃってさあ。

いやーびっくりした。
何に驚いたって、気づいてみればこんなにでかい憎悪の感情を
この歳までよく見ないふりして来られたなって。

見たくなかったんだろうねえ。
世界を愛し祝福する人になりたかったはずなんだ。

世界を愛したい、祝福したいというのは、
こんな世界は愛せない、憎い、呪いたいという
秘めた感情の裏返しだったのか?

優しい世界であれと願うほど、
実際にはそれほど優しくない現実を呪わずにはいられないのか?
(魔法少女?)

なんか、スッキリしたっちゃあスッキリしたんだけど、
一生かけてほどくべき一番でかい結び目に指が触れた気がしたけど、

でもそんな感情抱えたまま黙々と作業してると
胸と言うか腹と言うか、そのへんがどうにも重たくって苦しくって。

取り巻く世界が自分の思うようにならないことに、
理想通り完璧に美しくないことに筋違いな恨みを抱くとか
自分が駄々っ子みたいに幼稚すぎて嫌になる。

わたしだって世界の一部なんだから、
世界を憎みながら自分だけ愛するなんてできるはずないんだ。

このへん、親を憎むことが
どうしたってその親の子である自分への嫌悪につながるのと似ている。

もし母が父より先に死んで、父の介護がわたし一人の負担になったなら
わたしは遠からず介護殺人を犯すんだろうなと思ってるんだけど、
(なので何とかしてどこかの施設に入れたいとは思ってるけど)

どうせ自分なんてどん詰まりに詰んでるんだし
冥土の土産にこの人生を台無しにした一番憎い奴を道連れにしてやるよ。

そんな捨て鉢な感情が、いわゆる「無敵の人」になりかねない危うさが
思ったより薄皮一枚先に存在していることに気づいてしまった。

いやまあ、憎しみに身を任せて他者を傷つけ、尊厳を踏みにじり、
手の届くものは片端から壊し、世界に唾を吐きかけながら
生きるようなことはしたくないと、今の時点では思ってるけど。

ささやかな矜持や美意識の問題でもあるけども、
何より単純にそんな修羅を生きられるほどわたし強くないんだな。

世界が優しくあるほうが、わたしみたいな弱い人間も生きやすいので……。

なんかそういう……そういう……
わたしはもう何も愛せないんじゃないか、
いつか何もかもどうでもよくなって
全部壊したくなってしまうんじゃないか、みたいな不安とか……
こんなどんよりした鬱屈を抱えたままで
推しのライブに行ったりしていいのかなって……。

……。

まあ杞憂だったんですけど。

――これは……一つの絶望した魂の、救済の記憶である……――!

なんつって。

そんなわけで、次の日記からが本編です。