日本百名山 ～ BSプレミアム ～ ③
こんばんは！１１日（月）は、西日本から東北では午前中は晴れる所もありますが、
午後は雲が広がりやすく、山沿いを中心に雨や雷雨となる所があるでしょう。
北海道は曇りや雨となる見込みです。
南西諸島は晴れるでしょう。
初夏 鈴鹿山脈の懐へ
厳しい自然に咲く
可憐な花々
自然がつくった造形
岩壁をたどり頂を目指す
巨岩のワンダーランド
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御在所岳
＊この番組は２０２０年８月に放送したものです
○イラストレーター 朝日陽子さん
朝日陽子さんは山岳雑誌などで活躍するイラストレーター。
山の経験を活かした可愛い絵柄で人気です。
御在所岳には四季を通して、お隣の愛知県から通い、
その魅力を知り尽くしています。
＊撮影：６月下旬
前回は見上げますとゴツゴツとした大岩壁が迫るように
聳え立つ所までの紹介でした。
今回は絵日記に付いての紹介から始めます。
＜山旅スタイル＞
山登り絵日記
○山登り絵日記
イラストレーターの朝日さんオススメは、山登り絵日記。
パレットやスケッチブックを持参。
山の景色や花などを描きます。
先程出会ったササユリ。
絵にはその時感じた言葉を添えるといい思い出になります。
街から避暑に来ていた赤トンボ。
トンボとのおしゃべりを想像しながら描きました。
「もう自分で山に入って見た時に気になったものでいいと思います。
景色が凄いな～と思えば景色でもいいですし、
自分が食べたもの、思い出がそれで残ると思いますので、
そういった小さなものを描くというのもいいと思います。
こんな感じで描けました。ウフフフ」
お気に入りの聳え立つ大岩壁、丁寧に描きました。
岩格好いいな～。
ＳＮＳ全盛の今、あえて手書きの絵日記。
試してみてはいかが？
午前１１時、再び出発
向かいの国見尾根に朝日さんが是非案内したい巨岩があるそうだ。
ちょっと寄り道、どんな岩だろう？
気温も２０度まで上がり、蝉が一斉に鳴き出した。
○エゾハルゼミ
エゾハルゼミの大合唱だ。
イーン、ギギギギギギギギギギ♪
「新緑のトンネルが凄く気分がいいです」
あんな所に鹿がいる。
「鹿ってあんな綺麗な色でしたっけ？
何か光って見える」
若い雌の毛並みが艶々輝いてる。
「ヤッホ～」
声を掛けてみると、あ～、逃げられちゃいましたね。
そろそろお目当ての巨岩かな～？
「あっち側見てくださ～い。
は～い、大きいですよね～？
これ天狗岩っていいます」
天狗岩？
○天狗岩
どこが天狗の鼻だろう？
幾つもの亀裂が走る花崗岩。
途方もない時をかけ、こんな形になったんだ。
「反対側も見てください」
あっ、こっちも凄いですね。
「これゆるぎ岩っていいます」
○ゆるぎ岩
何でそう呼ぶんですか？
「え～と、岩の一部が乗るとグラグラ揺れる所があるんですよ」
登山道を外れ、登ってみることに。
浮き石もあるので気をつけよう。
「結構怖いかも、おっと～ウフフフフ
よいしょっ、おっとっとっと」
ロッククライミングの経験もある朝日さん。
慎重に登って行く。
「おほほ、一番上」
両足を動かし、岩を揺らしてみると。
「揺れてる？何か石がザラザラして、
下でミシミシ言ってるの聞こえますよ。
面白い」
ゆるぎ岩によじ登り、不思議なパワーを感じた朝日さん。
その魅力を全身で受け止めている。
この山には８０年以上に渡るクライマー達の歴史が刻まれている。
今回はゆるぎ岩の所までと致します。
次回はいよいよ御在所岳の山頂を目指します。
