仮想劇場『な~がび~くじゃ~ん』
白い壁には何にもない。本当に何にもない。それはもう、誰もがびっくりするくらいにね。
そんな場所で世界に思い巡らせても、そこから何かしらの形を出力する元気は生まれず、増してや独り言をブツブツと聞かせる気力も無くしちゃって、ただ茫然自失に日々を横滑りさせながらぼぅっと過ごしていたりする。
つまりは平和、そして平穏。心の隅々までスッキリと染み入るほどの静寂。
もともとの性分が穏やかなもんだからか、一度この部屋に入るとなかなか外には飛び出せない。別に他人と会うのが怖いとか、話すのが億劫だとかいった理由ではなく、ただただ地面に沿ってペッタリと伸びていく自我の形に身を任せてしまうのだ。
ゆえに君たちのノック音はまだまだ届かない。
だからもう少しの間だけ、僕をこの部屋の中の住人で居させてほしい。
空
2022/08/11 10:09:11
逃げさせてくれw
にゃんこ
2022/08/09 21:41:06
ฅ(*‘ω‘ *)ฅシンジ君、エヴァに乗りなさい!