コーヘイ

重賞展望

日記


【関屋記念】新潟外1600は2~3F目が上りに当たることでテンのペースは上がりにくい。ただ中間の2Fは下り、上がりの3Fは直線に当たることで緩むポイントがなくイメージ以上に上がりのかかる持続力コース。過去5年を見てもテンの3Fは34~35秒台で中間2Fは23秒前後、上がり3Fは34~35秒程度。他に気になる傾向は明らかに6~8枠の好走が目立つ。差しも充分決まるレースやけど先週の新潟はやや前有利な印象。まずは土曜の傾向をしっかり見極めたい。血統ではダンチヒ、ストームキャット、ヴァイスリージェントといったスピード型ノーザンダンサー系が目立つ。あとはボールドルーラー、ここ3年は時計がかかり気味なこともあってかロベルトも目立つ。

イルーシヴパンサーは強い馬やとは思うけど東京新聞杯は直線で前半分と後ろ半分がそっくり入れ替わるくらい差し追い込み有利なレースやったことを考えれば安田記念1番人気はやりすぎ。後ろから行きすぎなんて声もあったみたいやけど、テンの速い馬ではないしこの馬がこれまで走ってきたペースを考えれば当然最後方近くからになるわけで。今回強力な逃げ馬不在とはいえ普通に考えればまた後ろからの競馬になるはず。差しが決まる馬場や展開になるかどうか。ダノンザキッドの弱点と言えばギアチェンジやコーナーリングが苦手な事。安田記念は中盤緩んで速い脚が求められたことや外差し有利な馬場を先行して早めに抜け出した不利が敗因で評価を落とす必要はない。今回ロンスパ質になりやすいのは好材料で、コーナーの角度がきついことを考えれば内をタイトに回らされるよりは外からスムーズに先行させたいところ。いろいろと書いたけど普通に考えればGⅠでコンマ2秒差で走れるこの2頭はGⅢでは明らかに格上。スカイグルーヴは血統からはむしろマイル~中距離向きやけどこのレース千四路線を走ってきた馬の好走は少ないからね。気性的にかかりやすい部分はあるからマイルのペースで落ち着いて走れるかどうか。ウインカーネリアンは力をつけてるとは思うけどロベルト系らしくパワー型で急坂コースの方が向いてる印象。あるいは去年のロータスランドみたいに少し時計のかかる馬場になって先行して押し切るようなイメージなら。ザダルは高速馬場巧者ではあるけど本質的には千八ベスト。中盤から速いラップを求められると脚が溜まらん可能性はあるかなと。正直ここに合いそうな穴馬はあんまり見当たらんけど強いて挙げるなら血統から高速馬場でスピードの持続力や息の長い末脚を使えそうなディヴィーナとエアファンディタあたりを。