紀伊の国
ということで、先週金曜日から月曜日まで、家族で和歌山まで出向いてまいりました。
もともとは青森に行く予定でしたが、東北は大雨で旅行が厳しそうなので、急きょ予定を変更し和歌山となりました。
奥様がコーディネートしたのですが、なぜ和歌山なのかは謎ですw
さて、金曜日の3時に寝て、4時過ぎに起床。
寝たっていうか、休憩? ww
まずは新幹線で名古屋まで出向くので、新横浜へ移動。駅で朝ごはんの駅弁を購入です。わたくしは定番の深川めし。
穴子の煮物、ハゼの佃煮、アサリの蒸し物の3つがメインの弁当…だったのですが、コストダウンでハゼの佃煮が消え、そして味の濃い佃煮と対をなしていた茄子の漬物も消滅。だいぶツマンナイお弁当になりましたが、それでも惰性でいつもこれ。
名古屋から初日の目的地の勝浦までは、特急南紀で3時間半ほど。関西本線から伊勢線に入って終点の紀伊勝浦まで行くのですが、工程の大半が単線。すでに30年くらい前の車両ではあるものの、いかにも特急然としたスタイルの列車が海まで数メートルという単線を走るのどかな姿は、なんとも妙な感じです。
ちなみに伊勢線は電化されていないので、特急南紀は電車ではなくディーゼルカーです。ディーゼル機関車ではありません。違いが分からん?
機関車は、列車を牽引するための動力を発生させる専用車両で、動力が蒸気機関ならば蒸気機関車、電気モーターならば電気機関車、ディーゼルエンジンならディーゼル機関車。
ディーゼルカーは、動力を専用の動力車で発生させるのではなく、客車や貨物車など自体に動力機関が備わっています。その動力はディーゼルだったり電気だったりですが、まとめて気動車と言います。
ディーゼルカーは、動力を専用の動力車で発生させるのではなく、客車や貨物車など自体に動力機関が備わっています。その動力はディーゼルだったり電気だったりですが、まとめて気動車と言います。
なお型式はキハ85系となります。キは気動車のキ。ハはイロハのハ。昔は客車は1~3等までのクラス分けがあって、1等から順にイロハと型式に文字が入るのですが、現在は2階級制となっていて、イが型式名から消滅し、ロがグリーン車(1等)、ハが普通車(2等)と言う扱いです。なので、気動車で普通車なので、キハ。運転台がついている先頭車両には、駆動形式のあとにクが付くので、キクハになるはずですが、未確認。
ちなみにキハ85系の先頭車両には、貫通扉ナシとアリがあって、見た目がかなり違います。貫通扉とは、先頭車両(もしくは後端車両)どうしを連結した時に、車両間を移動することが出来る扉と通路のことです。
え? そんなの興味ない?
そうですか。。。
そうですよね。。。
さて、勝浦は鮪の水揚げ日本一なので、そこら中にマグロが溢れています。でも私が勝浦で気に入ったのは、温泉。
ホテル浦島という、なかなか恥ずかしいネーミングのホテルに泊まったのですが、開業は大正期。狼煙半島という小さめの半島(事実上の岬)全体が敷地となっている広大なホテルです。そして敷地の地下が波の浸食などで洞窟になっていて、その洞窟に温泉が湧いている。なので、大海原と波打つ海岸を目の前に洞窟温泉につかるというダイナミックな温泉で、かなり気持ち良い。
和歌山沿岸部はリアス式海岸のため、このホテルの陸地も断崖絶壁の高高度にあって、見晴らしの良い散歩道が整備されています。淡路島を一望できる、中々の眺め。
ちなみに温泉は硫黄泉なのですが、シルバ―の指輪を指輪を外さずに入ったら、3つすべてが真っ黒にw
プラチナの指輪はさすがですね、銀色をしっかりと保っております。
翌日は、勝浦から数駅の太地(たいじ)へ。
太地と言うのは、日本での古式捕鯨の発祥の地で、いまでも捕鯨が行われています。なので、おとなり隣勝浦がマグロ尽くしであれば、こちらは鯨尽くし。
わたし、伊藤潤さんという作家さんが好きで、この方の小説で太地を舞台にした江戸時代の捕鯨の物語が何冊かあるのですが、これが大好きでした。なので太地には行って見たいなと思っていたのですが、勝浦まで来てから、そのすぐそばに太地があることに気が付きました。
なので急きょの訪問となり、ほとんど太地を歩く時間がなかったもので、くじらの博物館だけ行けました。太地港をちゃんと歩きたかったのですが、まあ仕方がありません。また今度。。。
ちなみに時間がないというのは正確な表現ではなく、鉄道ダイヤ的にスカスカなので、列車の時間都合で滞在時間が限られてしまう、ということ。
3日目は、友ヶ島へ。和歌山本土と淡路島の間にある群島の総称なのですが、その中のメインの島である沖ノ島へ行きました。もちろん船です。
この友ヶ島と、和歌山本土側の何か所かに、明治時代から太平洋戦争まで使われていた海上砲撃用の砲台陣地が点在していて、その中でも大きいものが沖ノ島にあります。この砲台陣地はレンガ造りなのですが、地下に弾薬庫が複数あり、そこを地下通路が複雑につないでおり、これが宮崎アニメのラピュタの舞台のようだと話題になって、最近は何とかいうアニメの舞台にもなって聖地巡礼先にもなっているようです。
とても楽しい場所でしたが、地下なのでカマドウマの大群が出迎えてくれてゾワゾワ。。。
そして四日目は帰宅。関西国際空港から飛行機でビューンと羽田へ。そして自宅近くまでリムジンバスでビューンとお手軽帰宅です。
そして、わたくしは荷物をバラシて夕ご飯を食べたら、そのまま飲みに行きましたとさ。
なんか、つまらない旅行記だな。。。
てのことで、とりあえずご報告まで。
追伸
ホテル浦島へは、勝浦港から渡し船で出向くのですが、この船が亀型です。竜宮城へ送迎という体ですね。それで、この亀さんのぬいぐるみがホテルで売られていまして、あまりに可愛くて一匹連れて帰りました。