本日、家のピアノの調律をしました。
調律師さんに毎年お願いしているのですが、
昨年までは、私は仕事で立ち会えなかったので、
私にとっては二十歳の頃以来の久し振りの立会いです。

調律師さんが作業している間は、
音を立てたら邪魔になるので、
私はソファで目を閉じて静かーにしていました。

少しずれている音を正しく直していく。
ひたすらその作業を繰り返す音は、
特段メロディがあるわけではなく、
無味乾燥で無機質なのに、なぜか心地よい。
聞いていると、自然と背中が真っ直ぐになっていく。

昔読んだ、くらもちふさこさんの
「いつもポケットにショパン」という漫画で、
大事なコンクールの直前に取り乱した主人公が、
調律の音を聞いて落ち着きを取り戻していく場面を思い出す。
あの場面、好きだったなあ。

…などと思っているうちに、眠っちゃいました。ｗｗｗ