ガラクタ煎兵衛かく語りき

もう一つのお休み

日記



二つの道が拓かれていた

片方の道には 心地良い小川のせせらぎの音と
小鳥たちの囀りが響き合って
若草が芽生え始めた小路が脚に優しく前方に穏やかに拡がっていた

 
もう片方には いつか達するはずの遠き彼方の雄々しい山々の絶景を
胸の中で膨らませ 鎮静作用をもたらすかのような香りと
虫達の冷静な鳴き声を聴きながら
山から吹いてくる向かい風が砂利道の表面を駆けている



三つ目の道
あるの?
それはseaside?


四つ目の道
あるの?
それはcore?


五つ目の、、、いや、もうやめよう



人はその生きている範囲で反応する 判断する そうせざるをえない
或いは忘却して押し流される
それもまた一興


どの道を歩むのか

歩みを止めたら
そこで good night です
お休みなさい

明日目覚められたらおめでとう