のたもた

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ブログふっかーつ!!
そんな訳で、書きたい事を書きます。

それだけです。

南の魔女クレア150

自作小説

クレアがモゾリアナ国へ持って行く本を「魔女の城」の魔力が強い魔女の本棚部屋から宙に魔力が特に強いのか宙に浮いている本も含めて本を集めて持って来ては梱包をしていると足元をうろついていた「魔女の城」から付いて来た茶色い犬が突然ぼわ~わ~んと言う音と共に人型に変わりました。

キョトンというより唖然としているクレアに向かって其の人型が「私は『花の魔女』と呼ばれていた「南の魔女」に使えていたラミヤと申します。クレア様が花の魔法を沢山使ってくださったおかげで「花の妖精達」の力が復活致しました。
其れで私もこうして人型に変わる力が出てきました。私はクレア様のお役に立ちたいと思います。私に出来る事でしたら何なりと申し付けください。」とまるで昔家庭教師のモニリスが読んでくれた童話の中に出て来たランプの精の様な事を言いました。

クレアはランプの精にしてはかわいらしい犬の耳が付いた其の女の子をまじまじと見つめました。

其れから「魔女の城」から持ってきた本を取り合えず下に置くと彼女に椅子をすすめて自分も椅子に座ると「誰に使えていた何?貴方は確か「魔女の城」から付いて来たのよね?どうして「魔女の城」に?」と詳しく其の人型になった女の子から事情を聞く事にしました。

彼女が言うには自分は「南の魔女」と呼ばれている魔女に次の「南の魔女候補」の家庭教師として作られた事。
其の次の「南の魔女候補」は11歳で魔力の強さを見出されて今のクロエラルド国の小さな田舎町から連れて来られた事との事で当時の「南の魔女」の城は今の此のクレアの修道員の敷地よりずっと北にあってクロエラルド国とシドリアル国の両方をまたいである湖の西側にありとても美しい広いお花畑の中に赤い屋根の美しいお城に代々「南の魔女のすんでいた城」在って花の妖精達を従えて住んでいたという事でした。

ラミヤは主に一般的な文字等の勉強と基本的なマナーを担当していた家庭教師だそうで其の女の子が12歳になった時に正式に「南の魔女」になって知恵の使途のフクロウと魔法を教える使途のドラゴンが更に其の女の子が正式に南の魔女になった時に付いたそうです。

其れまでの南の魔女は其のお城に一緒に住んでいましたが新しい「南の魔女」の補佐として主に自分が大切に育てていた花と花の妖精達と主に過ごしていました。

元々「魔女」は妖精たちの力を借りる事が多く特に花の妖精の力が魔石を取って来ない魔女達の魔法の力を強くするのに役立っていたのでどの魔女も花々を大切にして多くの花に囲まれた生活をしていたそうです。

クレアは其れでモゾリアナ国のあの「度ピンクの館」もやたら花が多かったと思いました。

クレアはラミアの話を聞いて自分が魔女のお手伝いとして「魔女の木の家」に付いた時から自然と「魔女の木の家」に居た妖精達と一緒に仕事が出来た事に魔女が少し驚いていた事を思い出しましたがクレアが小さい時から自分専用の花壇の場所を貰って花を世話をしていた事を聞かれるままに言うと直ぐに納得された時の事を思い出し其の後も何ら違和感なく妖精達と暮らしていた事を思うと花と妖精と魔力の関係があった事も納得できました。

クレアは「魔女の木の家」の妖精達が同じ様にクレアが花の魔法を使った事で何か変化があったのか心配で様子を見に行くと見た事のない妖精たちがいっぱいいて何と「魔女の木の家」の周りのバラの蔓が数倍になって茂っていて見上げる様な高さになっていました。

中に入るとフクロウ人間が待っていてクレアが花の魔法を使った事が原因だと解るとクレアに元に戻す魔法を教えてくれたのでクレアは元に戻しました。

フクロウ人間が言うにはもともと魔女は陽性と相性が良く多くの魔女が妖精の力を借りていた事と南の魔女の城は此処では無くクレアが修道院をの売地を見つけた時に道を間違て入って来た道の林を抜けた所に何故か片側が広い花畑の様な所を通ったあの場所に在ったと言うのです。

何代も南の魔女は其処に其れは美しい花に囲まれた城に住んでいましたが或る時北の魔女が其処を出て行って欲しいと言うので当時の南の魔女は北の魔女の心を組んで今の「魔女の木の家」を妖精と力を合わせて作って住むと北の魔女は其の美しい南の魔女の城を壊してしまいました。

だけど其の広い城跡に住んでいた多くの花の妖精達は其処場に留まって其の場所に誰かが立ち入る事を禁じました。

多くの人が其処に入り込もうとしましたが蔦植物や鋭い葉を持つ花が其の鋭い葉で怪我をさせて追い出したり虫におそわれたりして長い事誰も立ち入る事ができなかったと言いました。

それが次第に花の妖精の力が弱くなって人が立ち入る事が出来る様に次第になってしまったようです。

其れがあの村への悲惨な事件が起きる悪い奴によって人に悪い影響を及ぼす草を植える結果を生んでしまった様でした。

クレアは其れと同じ事がバスタ地方の南端の昔の魔女が作った蔦植物の結界が緩くなってキリアマリ国の工作員が入り込む隙を作って製法工場にまで入り込んでシドリアル兵の軍服の型紙と布が盗まれて結局あの一体にキリアマリ兵がはいりこんで戦争になってあの土地をキリアマリ国に取られたのだと思いました。

其れと同時にモゾリアナ国の魔女が命をかけて魔石に念じてモゾリアナ国の安泰を願って死んでいった事を思うと余程強く魔力をかけたのだと思いました。

更にクレアはラミアにハタルから渡されて翻訳をする暇がなかった古古語を魔法のペンで古語に訳された紙をクレアがモゾリアナ国に持って行く本を取って来る間に現代語に訳して貰った紙を読むと花の妖精の魔力と魔女はお互いにひかれあってお互いに影響し合って強く魔力が作用したりお互いの力を合わせながら敵と闘って更に強くなっていく事が在ると書かれているのを読んで興味を持ちました。

クレアは以前にマキバルを連れて人に害をなす葉を根こそぎ断絶する為に其処に行きましたが改めてもう一度いってみようかと思いましたがクレアの修道院の館の工事の為の資材がどんどんと運び込まれてクレアが今住んでいる所の工事開始の日が近づいてきて其れまでに出来るだけ本を用意する為とモゾリアナ国へ行く準備の為にしなくてはならない事が多く其の事は後回しにする事にしました。

マキバルとハタルとも相談してクレアは幽霊のマキバル以外のハタルや黒猫やラミアを含めた生命体の人型は休むや食事が必要なので出来ればモゾリアナ国へ一緒につれて行きたいと思ってその旨をアルガーに伝える手紙の返事が来て構わないと言う許可を貰いました。

クレアは其れ以外にハタルが持ってきたコックのぬいぐるみとクレアが見つけたパテシェのぬいぐるみも本を入れた箱に詰めました。

本を入れて梱包した箱は20個ほどになり其れを龍で運ぶのは無理なので何度かに別けてモゾリアナの小さな港町の漢方屋のマドレの家まで数回に別けて運びました。

マキバルと建設会社の人達と最後の打ち合わせをしてクレアはクレアの仕事部屋に置いてあった「魔女の城」から持って来てクレアの仕事部屋にかけて在った度ピンクの館のどこかの鏡と繋がっている鏡をクレアがマキバルの部屋と決めた2階の豪華の寝室の隣の最初にマキバルがクレアの個人的な今として作ってクレアにあの豪華な寝室同様に拒否された部屋に其の鏡を移しました。