３日間開催が終わって今週末の重賞は秋華賞と府中牝馬Sの２つ。

【秋華賞】２年連続で阪神内回り２０００での開催。去年は前後半で61.2-60.0。スローで流れてたけどL４F～L３F地点で11.5-11.3とペースアップ。確かにここで速いラップは踏んでるんやけどそれまでがスローやったことを考えればラスト２Fが12.3-12.9は失速しすぎで低レベル戦やった。基本は前半はスローで後半４～５Fのロンスパ戦になりやすいコース。例年の大阪杯や今年のマーメイドSなんかを見ても高速馬場＋スローなら内や前で立ち回れる馬が有利でタフ馬場＋速めの流れになると差しも決まるようなイメージ。先週見る限り馬場は軽め。展開は抽選対象馬の中に逃げ先行馬が多いことから現時点ではちょっと読みにくい。血統では去年の上位馬はディープインパクト持ちで同コースの大阪杯なんかはヴァイスリージェントらスピード型ノーザンダンサー系やミスプロの血を持つ馬が目立つ。

スターズオンアースはオークスでの勝ち方を見ると成長力もあったやろうけど本質的には血統通り中距離馬でマイルは能力でこなしてたんやろね。小回り適性はわからんけど取り立てて不器用な感じもないし大幅にパフォーマンスを落とすことはないかなと。気になるのはやっぱり骨折明けでの状態面。軽度ではあっても順調に来た馬とは違うのは確かやからね。スタニングローズもレースぶりを見ると中距離馬。追走ペースが速くなってどうかなってのはあるけどスローでの立ち回り戦になりやすいコースで先行力は武器になる。血統的にGⅠでは勝ち切れへんとこがあるバラ一族やから勝ち切れるかはどうかも大崩れはなさそう。アートハウスは父スクリーンヒーローで母パールコードという血統はいかにも小回り中距離戦向き。気になるのはレース間隔で新馬戦含め休み明けは３戦３勝に対して間隔を詰めて使った時は２戦してどちらも着外。そして今回の中４週は過去一で短い間隔。前走時のデキは調教師曰く６割程度らしいけどこの厩舎でそんなに上積みがあるんかな。。ナミュールは春２冠どっちも本命にしたくらいやから能力的にはこの世代の牝馬で１番評価してる馬。今回の課題としては小回りになりそう。スタートが遅いし器用な競馬をするタイプでもないからね。オークスなんかは馬群がばらけて他馬より内目を通したけど基本は外を回す競馬になることを考えると末脚の利きやすい良馬場なら今回も中心視。穴っぽい馬も探したいとこやけど正直ピンと来る馬はあんまり、、、という感じ。シゲルピンクダイヤやマジックキャッスルみたいに実績はあるのに過小評価されてる馬がおったら買いたいけど。先行力と器用さがあるサウンドビバーチェ、夏からの成長が著しいエグランタイン、ズブズブの消耗戦になったらメモリーレゾンあたりかな。