南の魔女クレア152
ククレアがアルガーに渡した「魔法の本」の解読研究施設になっているまだ開校前の魔法学校のに付くと総勢14人の古古語を古語に訳す神官と古語を現代語に訳す神官と訳された内容を研究する魔法員が待っていた。
クレアはさっそくハタルから借りた古古語を古語に訳す魔法のペンを今回はハタルが魔女の館から更にもう1本持って来てくれたのでピンク色とブルー色の美しい魔法の2本のペンをまず渡して其の仕事ぶりを其の場に居る全員に見せた。
此れで一期に古古語を古語に訳する仕事が進むはずです。
更にクレアは古語を現代語に訳せる犬の使途として人型になったラミヤを紹介しました。
其の場に居た全員は新たな仕事仲間を大いに歓迎してくれました。
アルガーが此れまで訳した二冊の本に付いてクレアに説明をしてくれました。
1冊は土の魔法に付いての本で土に付いての説明と風と土の力で成り立っているとの事で鋭い風の力で切り裂いて其のかけらを目標に当てる魔法と土を魔力で動かして次の土を動かし更に其れに力を加えて土を動かすと土と土を両方から動かすと盛り上がって其れを数メートル盛り上げて一気に一方に覆いかぶせる魔法とか或いは其れで壁を作って敵を通せなくする魔法などを含めて色々な土の魔法の原理と其れに関しての呪文が載っていて其れを魔法員の魔法騎士たちが広い場所で実験をしていると教えられた。
早速クレアが其の広大な原野に案内されてクレアも其の中の一番簡単な鋭い風を使って土を切り裂いて其の勢いで目標を切り裂く呪文を聞いて唱えると轟音と共に遥か彼方の先が見えない方まで一瞬で鋭い切れ目が続いた。
アルガーも其の場に居た魔法騎士もどこまでも続く其の割れ目の先を追って走り出したがクレアは龍を呼んで其れに乗って先を探しに行くと永遠と続いた最後は原野の果ての木を何本も切り倒して岩も崩してもう少しで原野の先に在る村を破壊する所だった。
こんな所に村がとクレアは驚いたが村人達が何事かと出てきて大騒ぎをしていた。
アルガー達が馬を手配して追いついてきて其の現実に驚いて顔を青ざめていた。
此れは強力な魔力を持った生徒が現れたら魔法学校がどころか国が壊れてしまうと思い彼らの其れからの魔法を教える事に付いての教訓になった。
取り合えずクレアを含めて真剣にクレアの様な生徒が来たらどうするかという事が一つの大きな問題点としてある事が誰もが認識した。
中には自分の力を競い合ってより強い魔法を使って見せたがる生徒が出て来るかもしれないと言うので勿論其れまでも魔法員で魔法騎士同士が強い魔力を競い合って見せつける場面も何度もあったが其れでも街を破壊しかねない魔法騎士が表れてなかっただけで目の前でクレアが何気なくやった事の重大さをクレアは勿論何かを感じてショックを受けたが本人も交えて力のコントロールを教える事が神官長も含めて話し合いの末に魔法学校の大きな意味となった。
授業の内容は目的に合った魔法を目的をそってどれだけ的確に成功させるかと言う事を実技の大きな目標になった。
早速其の実験としてクレアに魔法のコントロールを教えながら教え方の研究をすると言う事が決まった。
もう1冊は千年以上前の魔女達の歴史を書いた本だった。
要約すると一人の魔女の何代目かの魔女が魔石が大量にある所を見つけてそれらの魔石を使って此の国々の未来を見た。
すると一つの『平等』と言う言葉を使った『悪』が其の言葉を使って「人の尊厳を否定し、個人の其々の夢を否定し、欲を否定し、自由を否定し、人格を否定し、思考を否定し、あらゆるものを否定して思考しない奴隷にして其々の生き方も否定して物として扱って其の思考の無い奴隷化した人間を使って多くの国を侵略しては逆らう人々を虐殺し恐怖で支配して『平等』と言う言葉の下に物になった人間を支配しながら其の『平等の悪』の国を広げて行って其れは今魔女のいる国もそうなって人々は苦しみながら物も言えず自由に行動も出来ない国でもがき苦しみながら死ぬのを待つ生活がみえたと書き残して其れを何とかする魔女が現れる事を願うと書いてちからつきたと書かれていた。
其の後の何代かの魔女のやった事が書かれていて其の後の6代目の土を使える魔女が自分が何とかすると荷車を引きながら幾つもの山を乗り越えて魔石がたくさんある所から荷車いっぱいの魔石を取って来た。
すると一匹の土の龍が表れて其の魔女に使えると言うので其の魔女は魔石の一つを持つと龍に乗って龍の行ける先まで行くと其処で土の魔法を使って大きな岩山の砦を作って其処を乗り越えて其の『平等』と言う言葉を使う『悪』がこちら側に来ない様にする事にした。
其の作業は何日も何日もかかって人が絶対に乗り越えて来られない様に幾重にも切り立った岸壁を鋭い高い岩山の砦を更に幾日もかかって何重にも作った。
其れでも其処の間に人が住んでないと思ったが途中で3か所の場所に人が住み着いている所が在ったので其の部分だけは開けて何とか幾重にも重なった高い鋭い岩山の砦が完成した時は其の魔女は総ての魔石を使い果たし力も使い果たし18歳だったが髪は老婆の様に真っ白になり目も見えなくなり耳も聞こえなくなりやせこけて骨に皮が張り付いた老婆になって死に絶えた。
其の何代か後の魔女の一人が其の続きをする為に魔石を取りに行って見つけたが其の場で魔法を使った為に魔石が暴発して大爆発をして本人が死んだ為に魔法の爆発の暴発を止めれなかったために魔石は粉々に割れて天高く飛び散った。
大地は割れて時間もずれて人々が飛ぼされてこの世に混乱が起きた。
其の後魔女達は幾つかに別れて『平等』と言う言葉を使った『悪』から其々の場所を守る為に散って行ったと書かれていたそうだ。
其れでアルガーはもしかしたらモゾリアナ国とキリアマリ国の間の広い内海と呼んでいる大きな湖の横の切り立った岩山は其れで無いかと思うとクレアに言った。
そしてシドリアル国とキリアマリ国の間にある切り立った岩山も其れで無いかとシドリアル国とキリアマリ国の間の切り立った岩山の間にある3つの岩山が途絶えている所は其れで無いかと思うとクレアに言った。
クレアは改めてアルガーに言っていたモゾリアナ国の切り立った岩山が見える内海と呼ばれている大きな湖の海岸に行ってみた。
其処には幾重にも重なる大きな切り立った鋭い岩山が累々と繋がって広がっていた。
其の圧倒される姿にクレアは言葉も無く立ち尽くした。
そして此処にも『悪』から人を守ろうとして魔女の命をかけた心情を思うと目の前の圧倒される其のすがたと双眼鏡から見える更に其のかなたへどこまでも続く岩山に此れを一人が魔女が作ったのかと思うと胸が締め付けられて涙がとめどもなく流れて来て止められなかった。
クレアは何時までも其の場を離れる事が出来なかった。
やがて夕焼けに染まった其の風景は険しい山々を美しく照らして行った。
やがて心配したアルガーがクレアを迎えに来た。
アルガーに促されてクレアはとぼとぼとアルガーが用意した馬車に促される様に乗った。
二人とも何も言わなかったがアルガーはクレアが深い心に大きな衝撃を受けているのを感じた。
アルガーは自分が受けた衝撃以上の物を魔女であるクレアが感じる所がのかあるも思ったが自分も受けた改めて双眼鏡を通してどこまでも続く圧倒された風景の衝撃を思い出していた。