ゲシュ崩ログ 63 赤城アイスでけろり
お父さんに子供が電話する。電話したら、電話にでなかった。家族からの連絡を着信拒否してた時期もあったので、着信拒否してないだけまだいい。しかし連絡とれないのか、と思ってたら、子供が「…おとうさん…でんわいない…」と泣き出した。泣き出した。こどもはとっても真剣だから、大人が「たったそれだけ…?」と思うことで真剣に泣き出す。私はいったいどうしたらいいだろう。子どもをもっと愛したらどうだいと父親に言えばいいのかな。私が悪いよなそこはやっぱり…と思ってしまった。私がそういうことを夫に進言しないから悪いのか。お父さんはそこまで子どもとコミニケーションがとりたくて仕方ないタイプのほうのお父さんじゃないということを理解してくれたらいいんだが。と思うけれど、生のままの子供の本能としては、親を慕って泣くものなのだろう。人間の親愛の本能。というものをどうするべきなのだろう。奇跡みたい。他の動物でこんなに親をおもって泣く動物いないと思った。人間的だ…となんかこう、子供が私と違って人間的な感情があるのにいつも感動する。心配いらないよ何も怖いことないよお母さんいるよと言ってとりあえずチョコレートアイス(赤城)を食べるかというと、ケロっと泣き止んだ。お父さんいない寂しさは、八十円のアイスでごまかせた。よかった。安心した。お父さん、子供はお父さんに会えないさみしさを八十円アイスで忘れて元気になったから、気にしないで安心して仕事してくれと思った。こんな風に、親はなくても子はけっこうたくましく元気に育つと思う、という私の基本的考え方は社会に出た時きっと子どもをたくましくすると思うけれど、もっとこうしてあげたい、こうしてあげたいという気持ちはある。でもそんな色々なことを実現する能力が、私にはないみたい。思っていることがまったく行動にできてないという気がするので、実力不足しか感じてない。社会でばりばり生きて乗り切ってるひとたちみたいに我を通しながら家族を大切に生きてる人みたいになりたいな。
それにしても、赤城のブラックチョコレートアイスに、「異性化液糖」という砂糖らしき物質が入っているらしいけれど、異性化??異性化???異性になっちゃうの??ラノベのタイトルみたいな物質が入ってる…とお母さんのオタクごころがざわついた。