コーヘイ

重賞展望

日記


今週末の重賞は天皇賞・秋、スワンS、アルテミスSの3つ。

【天皇賞・秋】不良馬場になった17年は参考外として18~21年は1分56~7秒台の高速決着で前半は59~60秒台で後半は57.2~57.4とほぼ同じ。中盤の緩み方に多少の違いはあるけど後半5Fを56~7秒で走ることが求められる高い次元での瞬発力と持続力が必要なレース。ただ今年はパンサラッサやジャックドールといった強力な逃げ先行馬が出て来てるからハイペースになりそう。例年よりは追走力が求められるかもしれんね。ちなみに今週からコース替わり。先週は外差し傾向が強くなってきたように見えるし、ここ数年の府中は開幕週やコース替わりでも外差しが決まることが多い。ただまぁ、この辺りは土曜を見て判断したい。血統ではヌレイエフやヴァイスリージェントといったノーザンダンサー系が目立つ。ディープ産駒も毎年好走してるけど勝ち切れてへん。

3歳馬3頭の中で1番評価したいのはイクイノックス。ダービーや東スポ杯を見ても府中の後半5Fを速く走る能力は相当高い。気になるのはこれまで自身が前半5F60秒を切るようなペースで入った経験がないこと。ハイペースが予想される今回これまで以上のペースで追走させられるのは間違いないだけにそれでどれだけの末脚を使えるかは未知数。あとは秋の目標がここなのか次なのかもちょっとわからん。ダノンベルーガはダービーでは明らかに末脚の持続力でイクイノックスに見劣ったし勝ったレースは3F瞬発力戦だけ。後半要素での裏付けがイクイノックスより乏しい以上、人気に相当開きがない限りはこっちを上に取ることはない。まだ緩さのあるハーツクライ産駒でハイペース耐性が高いとも思えへんしね。ジオグリフは距離短縮と速い流れで極限の直線スピード比べになりそうもないのは良いけど小回り向きの母系で東京ではやっぱりキレ負けしそう。古馬では逃げそうなパンサラッサもこの距離では崩れてへんけど東京ではキレ負けするイメージ。ここ数戦1歩目が遅くなってるのも気になるところ。ジャックドールは前走で番手からの競馬と前傾ラップをクリアしたのは大きい。ただこれまでのパフォーマンスを見るとベストは後傾ラップやし最近の差しが決まりやすい傾向の馬場もどうか。コース替わりで前有利になるなら本命候補やけど。シャフリヤールはスピードの持続力が武器やから瞬発力勝負になりそうにないのは良い。高速馬場も歓迎。気になるのは状態面で海外遠征明けで秋の最大目標も恐らく次。このレベルになるとびっくりするような穴馬が来ることはないと思うけど強いて挙げるなら人気の盲点になりそうなポタジェは1枚押さえておきたい。トップスピードやギアチェンジを求められると厳しいけど緩急の少ない流れで長く良い脚を使える馬で前がハイペースで引っ張ってくれそうな今回は自身ミドルペースくらいで入れそうなのは良い。高速馬場は問題ないし叩き良化型やから上積みもあるはず。