重賞展望
今週末の重賞はアルゼンチン共和国杯、みやこS、ファンタジーS、京王杯2歳Sの4つ。それに加えて木曜にはJBCも。GⅠはないけど忙しい1週間になりそうです。
【アルゼンチン共和国杯】17年はハロン12秒前後が続く持続力ラップ、18年はドスローから3Fだけのレース、19年はスローから4~5Fロンスパ戦、20年は序盤そこそこ流れるも中緩みがあってスパート地点は遅く3F戦、21年はドスローから4~5Fのロンスパ戦と年によってバラバラ。今年前に行きそうなのはアフリカンゴールド、キングオブドラゴン、ブレークアップあたりかな。どれも速い流れで逃げるようなタイプではないしスローが有力か。ペースアップがどこになるかが鍵になりそう。ただスローでも坂越え2回のタフなコースとあって血統的にはロベルト、トニービン、ステイゴールドといった欧州色の強い血が目立つ。
テーオーロイヤルは圧倒的に内有利やった前走オールカマーで外枠から5着と悪くないものの、あまりにもバイアスが強かったことでどこまで評価して良いか難しいところ。長距離適性が高いからペースが速くなりすぎると不安やし3F瞬発力戦になるとそれはそれでキレ負けの心配が。スローからのロンスパ戦が理想かな。キラーアビリティはハイレベルのダービー6着やけど前4頭とは差があった。気性的に難しさがあるし、母系のスピードやパワー色が強いディープ産駒となると距離延長もどうかな。大箱コースではキレ負けしてるのも気になる。ヒートオンビートは総合力で勝負するタイプやから主流とは少しずれたこういう条件の方がチャンスはあるはず。この距離なら前に行けるし同コースの目黒記念2着の実績もあって買いやすい。シルヴァーソニックは速い脚はないから先行したいとこやけど3000メートル未満のレースは1年以上ぶりでどうなるか。3か月以上の休み明けでは1回も馬券圏内に入ってへんのも気になる。血統はいかにもここ向きなんやけどね。ボスジラはローカル2600で好走してるのはスタミナ豊富やからというより足が遅いからそういう条件でしか好走でけへんような感じ。府中の重賞で買いたい要素はあんまりない。穴っぽいところなら今回もしつこくディアマンミノルw何度も言うように好走条件の狭い馬やけどスローからのロンスパ戦なら重賞を勝つ力はある。あとは好走後で狙うのはどうかとも思うけど戦ってきた相手を考えるとユーキャンスマイル、展開的に恵まれる可能性があるアフリカンゴールド、コース実績があって条件的にはベストなラストドラフトあたりを。