重賞展望
【デイリー杯2歳S】3年連続で阪神1600での開催。20年は前後半ではややスローやけど中盤そこまで緩まず高速巡航戦での高速決着、21年はスローで特に中盤ガクっと緩んでの3F瞬発力戦。今年は前走で前に行った馬はそれなりに揃ってるけど少頭数になりそうやし結局決め手の問われるレースになるんかなと。血統ではディープインパクトやストームキャットといった決め手勝負に強い血が目立つ。急坂コースのマイル戦ということでダイワメジャーも良さそうではあるけど今年は不在。
1番人気はダノンタッチダウンかな。確かに新馬戦の勝ち方も馬体も大物感はあったけどその時の2~4着馬は次戦で負けてる(5着馬は勝ち上がり)し勝ち時計も平凡でレベルが高かったとは言いにくい。この時はドスローの瞬発力戦で勝ってるけど、半兄ダノンザキッドも大跳びで加速に時間がかかるタイプやったようにこの馬も本質的には急加速が求められる3F瞬発力戦は向いてへん雰囲気はあるからね。素質は見せながらも勝ち損ねる場面は想定しておきたい。前走サウジアラビアRCで本命にしたシルヴァーデュークは血統からは斬れというより先行してパワーで押し切るのが良さそうなタイプやから府中よりは阪神の方がより向いてそうではある。クルゼイロドスルは前走未勝利戦の勝ち時計はサウジアラビアRCとコンマ1秒差でアルテミスSより速い。勿論馬場や展開が違うから時計だけで比較するわけにはいかんけど、少なくともある程度の能力の保証にはなるからね。ファインニードル産駒ってのが今一つ掴めへんけどミルリーフ系ダルシャーンのクロスがあることからも重厚な末脚でグイグイ伸びるタイプかなと。