ガラクタ煎兵衛かく語りき

我楽多煎兵衛

ひとまず

北海道独立宣言

日記



本日〇〇年〇〇月〇〇日をもって　
我々蝦夷国は日本国より独立いたします


政情が安定するまで　青函トンネルでの人や物資の移動は閉鎖します
全ての蝦夷国からの旧本州と他国に通じる空港は閉鎖します
同様にフェリーの行き来も閉鎖します

北電から本州への送電は一時的に閉鎖します
インターネットは国内（蝦夷国）で検閲しその大半を遮断します

これらにより　蝦夷国から本州方面への食糧輸送を完全に断ちます

東京キー局の放送かつ新聞媒体を無視します
ちなみに国内（蝦夷国）に存在して　この度の独立宣言を受諾して頂けなかった
方々につては　数日後にあるルートで安全に日本国にお返しします



この度の独立宣言に際しては
慎重にかつ水面下で　我が国の安全保障が各国の同意により確率されています


対米に関しては　不従属という我が国の立場が認められました
対ロに関しては　我が国の豊富な食料と漁獲を共有いたします
対中に関しては　頓挫しそうな一帯一路の東側の最前線として機能します
対北に関しては　我が国の豊富な石炭資源を最短距離で提供します


対韓　まだ考えてない


秘かに進んでいた北海道の非軍事化
この　広くはないが狭くもない大地に設置できるのは
旧自衛隊の意思をくむものたちによって設置された蝦夷隊のみ





ここに我が国の国たらしめる憲法の条文の大綱を示す
後にも続くが　　その最初の条文にこれを据えた


蝦夷国憲法第1条

人は誰もそれを殺してはいけない
.
.
.
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蝦夷国憲法第29条

Ⅰ)羆は人の生命の危険を犯さない限りそれを殺してはいけない
Ⅱ）鮭は人の飢えを満たしている限りはそれ以上を殺してならない








数年後　蝦夷国は　かってのバルカン半島のように
第3次世界大戦の弾きがねの如く各国に分断され
全世界の人口はそれまでの1/10になった






第2の蝦夷国勃興が焦土の中から再び起こり始めたのは
（自称）シャクシャインの末裔が呼びかける声が
東アジアの極一部で聴かれ始めた
翌世紀初頭の話になる