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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③     

レジャー/旅行

こんばんは!17日(木)は北日本から東日本の日本海側は雲が多く、

所により雨や雪となる見込みです。
北日本太平洋側から西日本は概ね晴れるでしょう。
ただ、九州南部では午後から雨となる所がありそうです。
南西諸島は、曇りや雨となり、雷を伴った激しい雨の降る所もあるでしょう。

復活した
 登山ルート
❝空中回廊❞をゆく
❝南アルプスの貴公子❞の頂へ

             ❝貴公子❞へ復活の道
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            南アルプス 甲斐駒ヶ岳

〇登山ガイド 富山繁樹さん

神奈川県出身の富山繁樹さん。
林業に携わりたいと隣の山梨に移住。
現在は南アルプスの山々を中心に自然の魅力を伝えています。

*撮影:8月中旬

前回は早川尾根最高峰アサヨ峰に到着し、
甲斐駒ヶ岳を目指し、さらに早川尾根を進んで行くところまでの紹介まででした。
今回は稜線で雷に遭ったらの対応についてから始めます。

<山旅スタイル>
 稜線で雷に遭ったら・・・

稜線を歩く時、元も気をつけなければならないのが大気の急変です。

特に雷は要注意。

〇雷

どう対処すればいいんでしょうか?

「雷の音が聞こえてからですね、
 30分か1時間で、ま~、自分の頭上に到達する可能性があります。
 まぁですからその間にですね、何らかの対処しなければならないと思います」

〇雷は30分~1時間で頭上に到達する

ザックからストックなど物が飛び出ている状態は大変危険。

X

〇ザックに差したものは手に持つ

直ぐに外して手に持ちましょう。

続いて退避する場所。
直ぐ近くに森がる場合はそこに逃げ込むのがベスト。

〇退避場所は森の中がベスト

「その場合ですけれども、立木(たちき)に近寄りすぎず、
 少し離れた位置で低い姿勢で、え~、やり過ごすのがいいと思います」

〇木から少し離れ 低い姿勢で

雷は地面を這うこともあるので直(じか)に座らず、
しゃがんだりザックの上に座るように」

〇地面に直接座らない

   ハイマツの下          岩の陰

近くに森が無い場合はハイマツの下や大きな岩の陰に身を隠し、
雷が過ぎるのを待ちましょう。

復活した早川尾根ルートもいよいよ終盤。

「はい」

〇栗沢山(2714m)

「お疲れ様でした~。
 栗沢山(くりさわやま)到着で~す。
 え~、甲斐駒ヶ岳をですね、好きな方は沢山いらっしゃると思うんですよ。
 でもですね~、甲斐駒ヶ岳に登ってしまうとこの素敵な姿をですね、
 まぁ見ることが出来ない訳ですね。
 え~、ですからあの~、そういう方はですね
 是非この早川尾根に来ていただいて
 え~、甲斐駒ヶ岳の雄姿をですね存分に眺めながら、 
 え~、縦走ということをですね楽しんでいただけたらいいな~と思います」

ここから仙水峠(せんすいとうげ)まで一旦450m下ります。

下ること1時間

〇仙水峠(2264m)

「はい、お疲れ様でした。
 仙水峠に到着で~す」

お疲れ様でした~。

「難喰らいでしたね。
 そしてそして、ねっ、え~、こちら見てください。
 ドドンと」

   甲斐駒ヶ岳

                  摩利支天(まりしてん)

「え~、摩利支天峰が見えています」

甲斐駒ヶ岳に寄り添うように聳える摩利支天の岩峰。

「やはり摩利支天を見るならここって人も多いです。
 私もそう思いますね~」

そうなんだ~。

「え~、今日もね、え~、だいぶ長い距離歩いて来ましたので、
 え~、仙水小屋さんの方へ行ってですね、休みたいと思います。
 じゃあ行きま~す」

二日目はここまで。
明日はいよいよ甲斐駒ヶ岳の頂へ。

今回は仙水小屋さんで宿泊のところまでと致します。
次回はいよいよ甲斐駒ヶ岳の山頂を目指します。