横断歩道でいきなり繋いだ手を放そうとする子供、おお、いきなりなんだと驚く。でもよく見ると、どうやら横断歩道を渡るときは手をあげて渡りましょうというルールを守って横断してるようだった。何も教えた事ないのにいきなり子供がルールを厳守し始めた。凄い。親は一度も見本となって手をあげて横断してないのに。子供は親の真似ではなく、社会のルールを厳守した。凄い。先生から教えてもらったのかと聞いてみたら、交通安全実習できた警察官の講習を覚えていたみたい。

　こういう時なんだかすごい人類の大発見をしたような気分になるんですよね。他の親もそうなんでしょうか。親が、一度も交通ルールを模範となって教えたわけでもないし、「わたるとき手あげろ」と教えたわけでもない。でも、親のマネではなく、社会のルールのほうを選んで実行したんですよね。子供は。そういう時、人間って凄い面白い生き物だな～と思うんですよね。普通の人間以外の動物って、親のマネしかしないと思うんですが、親のマネではない行動をとったんですよね。凄いですね。トンビから鷹が生まれるという言葉はもっと違う時に使う言葉かもしれないけれど、親のマネばかりをするわけではない、という事が大判明した日でした。よく、親がダメだとＤＮＡもダメだからどうしようもないのか、とか環境が悪いとどうしようもないのか、とかありますけど、環境がよければやはり良い方向に行くのではないのかな、という感覚が今の私にはありますけど、そこらへんさっぱりわかりません。兄弟が多い人の話とか聞いてると、同じ親から生まれてるのに兄弟がみな一様に同じ性格という家庭もまず無いでしょうし、最終的には個人個人の性格なんじゃ？と私は考えてますけど。ただまぁ…ルール厳守なの、お父さんもそういう性格があったからな。そういうところあった人だったからな。やっぱり親のＤＮＡってのはあるのかな？何だか面白くない話ですが、良い環境、警察官が交通ルールを教えてくれるという環境、などに置かれそして変化成長したという事だったとも思えます。生まれや育ちではなく、環境や出会いが人を左右するという事もやっぱりそれは事実なのだろう。

　それにしても、きちんとルールを厳守するなんて…こんな小さい子が…一生懸命おまわりさんの言った事を素直に守ってるなんて…この子がもし将来法律を守らなくなったら、社会が歪んでるという事に違いない。きちんとルールを守る。そんな基本的な事を教えた事ないし、私が言うのっておこがましいかなと思っていたので、子供のそういうルール厳守な性格にはとても助かっております。お父さん似だと思う。そこらへん。それにしてもこのルール厳守な性格をどうにか素直に大切にして育ってほしいものです。社会もそんないい点を助長させてくださってほしいものです。そんな純粋な心を持ったまま大人になるのはとても困難で過酷で心を病む事なのかもしれないという可能性なんて、考えたくないですが現実、実社会というのは往々にしてそうなのかもしれません。どうしたらいいのでしょうか。逃げる、というのも一つ有力な手段だと思ったりします。なんとかと実力で何かしらを動かそうとか虎視眈々と計画を実行に移そうとするより可愛いしそういう人のほうが愛される気がする。愛されてなんぼですよね女性は。はぁ…カワイイ人がうらやましい。

あいされる　かのうせいを　ゆめみてる

愛されるんかな。将来…？と自分を軸に考えるからそんなくらい考えになるけれど、自分とは全く違う人生を歩んでいる、そんな印象をいつも受けている。夢は、多分、子供より今の私のほうが大きいと思う。まさかこの年になって夢ばかりみるとはおもわなんだな。いつも人生想定外。