コーヘイ

重賞展望

日記


【ステイヤーズS】中山内回りを2周するコースで使用されるのはこのレースだけ。基本的には前半~中盤が速く流れることはなく、終盤5F前後のロンスパ戦で上がりもかかることで位置取りはそこまで重要ではない。ただここ2年は超のつくスローでこれまでより上がりが速くなったことでやや前有利やった感じ。ただ今年は3000m超のレースを1000m通過60秒を切るペースで2度逃げたことのあるディアスティマが出走予定。極端なスローにはならへんのかなと。そうなるとシンプルにスタミナ比べ、その中でも最後までしっかり末脚を使えるタイプが良さそう。血統ではここ2年で4頭の好走馬を出したオルフェーヴル、このレースの定番血統のトニービンの血は特注。それ以外でもロベルトやサドラーといった欧州スタミナ血統が目立つ。

このレース限らずやけど長距離重賞って数が少ないし得意とする馬も多くないから必然的に同じようなメンバーで走ることになるリピーターも生まれがちち。実際去年の1~3着が顔を揃えてるしね。アイアンバローズは中距離戦では流石にテンのスピードが足りてへんから前に行けへんけどこの距離ならある程度の位置は取れるはず。ロンスパ戦も得意。この1年強い相手に揉まれてきた経験も活きそう。ただ他馬を嫌がるというか外から被されるのを嫌う感じはするから内枠でスタートをミスしたりすると怖い。ディバインフォースはコテコテのステイヤーといった感じで速い脚は使えへんけど上がりのかかる長距離戦でこそ。ただディアスティマが速い流れで引っ張った春天は後方のままで何もでけへんかったことからも追走ペースが上がるのは良くないのでは。この辺りからもステイヤー色は強そう。去年から斤量も1キロ増。シルヴァーソニックがnetkeibaさんの予想オッズ1番人気はびっくり。去年のこのレース含めてアイアンバローズには3戦3敗やし、母系はスピード色強めやからタフなレースになって逆転出来るというイメージもない。まぁ、戦績としてはこっちの方が安定して見えるけども。面白いのは既に名前は挙げたディアスティマ。前半から厳しいペースで逃げた春天で6着に残ったのは強い内容やし、テンの速さを考えると単騎逃げ濃厚。気になるのは状態面で、1年以上の休み明けやった前走は上がりだけの競馬やったから能力に影響がなかったかは判断が難しい。万全ならここは完勝してもおかしくない馬ではあるはず。あとは血統的に期待はプリュムドールとエドノフェリーチェのゴールドシップ産駒2頭。