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こと納め・針供養

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ニコットおみくじ(2022-12-08の運勢)

おみくじ

こんばんは!九州から近畿、関東は概ね晴れる。

北陸は所々で雨や雷雨。
東北から北海道は日本海側を中心に雪や雨となる。
沖縄は晴れのち曇り。

【こと納め・針供養】

☆こと納めとは、旧暦12月8日又は2月8日に行われますもので、
 物事の終わりとなる行事のことを指します。

★折れたり、錆(さ)びたり、曲がったりして使用出来なくなりました針を
 豆腐や蒟蒻(こんにゃく)に刺しまして供養します行事です。

<概要>

〇こと納めと針供養の関係

こと納めは具体的にいつのことをいうのか?

実は「8日」がキーワードです。

農家がお正月の為に仕事をひと段落させますのが12月8日です。
お正月を終えまして再び農業を再開しますのが2月8日です。

@こと八日

 二つの「八日」を事八日といいます。

 物事の始まり、或いは終わりの人もいうのですが、
 「物忌み」といいましてあまり活動しない方が良い日ともいわれています。

 [物忌み(ものいみ)]

  公事や神事等にあたり一定期間飲食や行動を慎みまして、
  不浄を避けますことをいいます。
  又は潔斎、斎戒とも言います。

  平安時代には陰陽道により物忌みが多く行われまして、
  貴族等は物忌み中は大事な用務がありましても外出することを控えました。
  物忌み中の人は家門を閉ざしまして、
  訪客が来ましたも会わずに、行事にも出席をしませんでした。
  家にありましても冠や髪に「物忌」の札を付けていました。

  夢見等も陰陽師が良くないといいますと物忌みをしました。
  当時におけます公家等の物忌み日数は1年間に1カ月ぐらいに及びました。

  物忌みの為自家に忌み籠(こも)するだけでなく、
  他の特定の場所に出かけますこともありました。

  伊勢神宮等の大社で、神事を参与します童男・童女を「物忌」と呼びました。

  鹿島神宮では、7~8歳から12~13歳までの経水のありません
  女子のうち、「物忌」役は亀甲を灼きまして亀ト(きぼく)により
  定めました。

  伊勢神宮や出雲大社は勿論、山形県の鳥海山大物忌神社等は
  厳重な物忌みで知られています。

  富士山麓「吉田の火祭り」は北口本宮富士浅間神社の祭礼でありますが、
  忌中の氏子は実家を離れまして一定の場所に外泊をしまして、
  祭りの主要行事の済むのを待つという不文律があります。

  沖縄県宮古島に「ンナフカ」という豊作をもたらします神を
  迎えます神事があるのですが、その物忌みは厳しく、
  かつては祭りの日には人も牛馬も外出をせずに、
  明かりも点けず声も立てませんでした。
  祭りを行います巫女は以前は断食をしまして、
  神を迎えたと言われています。
  「ンナフカ」とは仮死の意味で、
  人間の活力が一時停止した状態をいいます。

@針供養

 昔は女性の仕事といえば裁縫仕事で針を使用していました。

 針は毎日硬いものを指しまして、
 12月8日にきますこと納めまで役目を全うしてくれているのです。

 こと納めとなりましたら、毎日酷使しまして曲がったり古くなったりしました
 針も供養してあげる必要がありました。

 こと納めに針供養をしますと女性は益々裁縫の腕が上達しまして
 仕事が捗(はかど)るだけではなく、色白の美人になれるとも
 いわれているようです。

 ☆針供養のやり方

  お豆腐や蒟蒻等に張りを刺しまして、
  神社等に奉納或いは川に流しまして供養します。

 ★なぜ?柔らかい豆腐や蒟蒻を刺すのか?

  いつもは硬い布等を刺してばかりで疲労しました針を
  労(ねぎら)うのが目的です。

  針のことを考えまして・・・

  「お疲れ様でした」

  このような気持ちを込めましてこと納めをして供養します。

〇こと納めの日付になりました理由

こと納めは12月と2月の8日(事八日)とされていますが、
お正月の準備をします目的で12月になっています。

一方で2月はとっくにお正月も終了しておりますので、
なぜ?1月でないのかは?どうかです。

@旧暦の2月8日

 現在でいいますと3月半ばです。

 農家にとりまして、冬が明け始めまして種蒔きをしたり、
 苗の植え付けを行う季節になります。

@旧暦の1月8日

 現在でいいます2月の半ばです。

 まだまだ寒さが厳しい頃ですので農業の再開はまだまだの時期になります。
 お正月に関しますものが全て片付きまして、
 新たに一年をスタートさせようとします気持ちになりますのは
 3月半ばぐらいの時期が最も適しています。
 少しずつ暖かくなりまして、活動を再開したくなります
 気持ちになる時期です。
 こと納めに設定されました旧暦の2月は、
 農業の再開時期に適しているからという理由です。

〇農家にとりましてのこと納めはいつ?

実はこと納めやこと始めには、
それぞれの立場の視点によりまして12月なのか2月なのかが
変化してくるという特徴があります。

農家の立場から考えましたこと始めは、
仕事納めっともいい変えられますので12月8日とも考えられています。

そして、お正月に入りますのと、冬も本番になりますと、
農作物も育たなくなりますので農家は一旦業務を停止します。

農家にとりまして新年を迎えます前の仕事納めとなっていますのが、
12月8日となっています。

2月8日まで農家はゆっくりと休みまして、
来たる春の農業再開を心待ちにします。

こと始めには少しずつ春の風が吹く中で農業を再開しまして
一年の仕事がスタートしまして活気づいています。

〇神様にとりましてのこと納めはいつ?

農業など人間や農業の神様の立場を考えますと、
年末の12月8日にこと納めというのは納得出来ますことです。

一方で神様にはもう一つ種類がありまして、年神様という場合があります。

年神様の立場から考えました時には、時期が入れ替わっての考え方も変化します。
年神様はお正月に各家に来ることで有名ですが、
人間は年神様が日時に家に来られますように飾り付け等をします。

言い換えますと・・

年神様が活動を始めるのは、人間がこと納めをしてからです。
そして2月8日には役目を終えまして帰って行きますので、
年神様のこと納めと考えられています。

@人間

 2月~12月まで農業は続きまして仕事をします。

@神様

 12月~2月までの短期間で、お正月に関連します仕事をこなします。

問題 事八日に食します具沢山の味噌汁についてです。

   「六質汁」や「お事汁」といいます。

   食しますと病気知らずで健康に過ごせると云い伝えられています。

   六質汁やお事汁ではありませんが、
   けんちん汁発祥のお寺を教えてください。

1、明月院

2、建長寺

3、円覚寺

〇六質汁(むしつじる)とけんちん汁の具材

@六質汁

 里芋、大根、人参、牛蒡、蒟蒻、小豆です。

@けんちん汁

 木綿豆腐、長ネギ、里芋、大根、牛蒡、人参、油揚げ

ヒント・・・〇正解のお寺

      @けんちん汁の歴史

       鎌倉五山第一位の寺格を誇る臨済宗OO寺派の大本山で、
       今から約750年前に鎌倉幕府五代執権の北条時頼公が 
       建立した日本初の禅宗寺院です。

       開山時初代の和尚さんとして迎えられた方が、
       中国の高僧で蘭渓道隆(らんどうりゅう)さんです。

       *中国・・・元
       
お分かりの方は数字もしくはけんちん汁発祥のお寺をよろしくお願いします。