エルピスと帝銀事件
というわけで
TV番組は年末仕様。
そんななか月曜日に最終回を迎えた「エルピス」と
昨日放送された「松本清張と帝銀事件」。
今更だけど、冤罪事件が生まれる構造ってほんとうによく似ている。
「帝銀事件」の平沢死刑囚が冤罪であるとはついにならなかったけど
95歳で獄中で亡くなったという事実が
限りなく彼が冤罪である、という逆に証拠になっている気配すらある。
パワーゲームの頂点にいる側が作り出す冤罪というシステムの恐ろしさ。。。
そして
実際に、こういう事件を追いかけている人たちの心理を考えると
ゆるま湯の中で視聴しているこちら側の人間の
なんと無責任なことか、と思ってしまう。。
自分なら、真実の重さを考えると一人ではとても抱え切れないし、
ことの重大さに押しつぶされて逃げ出してしまうかもしれない。
冤罪を被る人がいるということは
その向こう側にほんとうに罪を犯した人が
野放しにされている、ということに他ならない。
それを考えると
二重にも三重にも恐ろしい。
そんなことを考える年末なのでありました。
と
エルピスは見るともなく見たけど
迫真の演技というのを久しぶりにたくさん見せてもらった気がする。
キャラクターの設定から物語の流れから
緊張感を保ちながらの45分があっという間にすぎていったね〜。
出演した役者全員が「優勝」です〜。
そして
今夜はドキュメンタリー編。
そういえば「エルピス」にもこちらにも
迫田孝也さんが出ている。
出演時間が短くても
とても印象を残す役者さんですよね。
好きです!
そして、音楽が川井憲次さん。
「元彼の遺言状」でも印象的なBGMを作っていたな〜
1963年「シャレード」のBGMを彷彿とさせるような
良質なクラシック映画音楽的なメロディとアレンジが
好みである。
kiki
2023/01/06 07:18:00
七条、姫様
裁判員になられた経験があったんですね。
社会の構成員としての責任かもしれないけど
感情に押し流されそうな「素人」の自分はとてもそのシステムに参加する勇気はない、かもです。。
貴重な経験ですね。
七条、姫
2023/01/05 16:05:39
冤罪は本当に怖いですよね
実は裁判に関わった事がありまして
その時に裁判長さんから冤罪を減らすためのお話があったんですが
つまり過去に冤罪があったから・・・という事なんですよね
人が人を裁くのって本当に難しいです