お金の貯め方
ドラマで3000円を基本に貯金していく話を見てて思い出した。
私の生まれた街で、お金持ちの方のエピソードがおもしろいので紹介する。
これはその当主の奥様からじかに聞いたことがあるし、また新聞にも載ったエピソードであるので、嘘ではなかろうと思う。
そのお金持ちの家で、戦前にどんどんお仕事を発展させている頃のことだった。
来客が多いが、その来客にいちいちお茶菓子を出して、食べないからと言っても次のお客にまた出すこともむつかしい。
これはもったいないと当主は考えた。
そこで思いついたアイディアが秀逸だった。
切子硝子の上等なお皿に氷砂糖の大きな塊を一個のせ、
口に入れる大きさにするためにこれで割ってくださいと
金槌を添えた。
さて来客は、氷砂糖を食べたくても
金槌で割ろうとすると上等な切子硝子の皿を割りかねない。
そんなことをしては大変だと
誰も手をつけなかった。
来客が帰ると、氷砂糖は水でさっと洗われて次の来客に出すために戸棚に収められる。
こうして一個の大きな氷砂糖を出したり引っ込めたりして、
来客のもてなしに無用な金を使わずに済ませたとさ。
これはすごいアイディアだと思う。
この当主の娘さん(同級生)に、私は「貯金をするなら普通預金よりも利子が高い定期預金がいい」と、中学一年のころに教えてもらった!!!
だいしょうじ
2023/01/11 06:56:18
虹の夢さま
このお金持ちの家は、寄付なども大きかったそうです。
「報恩会」という組織で多額の寄付を市にして公会堂などの建物を建てる一助になさったそうです。
あ、ところで、利子関係はあてにならないですね。
寄付をすると「寄付金控除」ができますけど。それもねぇ。
虹 の 夢
2023/01/11 06:48:47
だいしょうじさん、おはようございます。
1月ドラマがいろいろスタートして、
私:「録画予約してよ!」夫:「いや来週のはまだ予約しなくていい」
私:こっそり録画予約する。・・と、忙しい虹家です。
原田ひ香さんの「3千円の使い方」の文庫本を買っていたので、
ドラマがすごく楽しみでした。
物価高、節約の令和5年にドラマ放送するのはタイミング的にグー!でしょう。
「氷砂糖」の逸話があったのね。
お金持ちにも、いろんな作戦を考える人がいるのですね。
「無用な金を使わずに済ませる」のがよいのか?どうなのか?
定期預金の利子が高い時代は絶滅したんで、どうしたらいいんでしょう?
「投資」とか、若い女性向けの投資セミナーとか、銀行にいくと外貨投資を持ち掛けられ。
中学1年生で「定期預金の話」ができるのは、お家のお金教育もすごいのでしょう。
あっという間にお金って溶けるしね。
溶けるだけならまだしも、お金持ちは大借金背負う可能性が、庶民より大きいのかもしれません。
だいしょうじ
2023/01/10 17:41:17
みうさま
氷砂糖のそのころの価値ってわかんないですけど
この家のお茶菓子は市内でも有名な話だったようです。
当主の奥様は「あら知らなかったの?」って笑ってましたね。
持ち帰られたら(そんな酔狂な人がいたとして)これまた誰それが持ち帰ったよって評判になったことまちがいなしです。
みう
2023/01/10 17:28:35
昔は氷砂糖も高級なお菓子だったんですね。
今では氷砂糖なんて果実酒を付ける時くらいしか使いませんけど。
でも、しょっちゅう来る客だったら「また同じ物を出してる」と気付かれたかもしれませんね。
もし持ち帰ろうとする客はいたら、どうしたんでしょう?・・・いないか。
今となっては使えないアイデアだけど、やはりお金を稼ぐ人は
凡人とは違う発想をするものだという例ですね。