重賞展望
【東海S】21年、22年は2秒以上のハイペースで流れたけど中京ダート1800は坂スタートで前半に角度のきつい1~2コーナーがあることで基本的には速い流れにはなりにくいコース。実際17年と19年は1~2秒のややスローで18年はミドル(20年は京都開催)やし同コースのチャンピオンズCも同じような傾向。形態的に内や前有利になりやすいのも特徴でハイペースや外有利な馬場でない限りは内や前重視で行きたい(2週前の中京ダートは外枠の好走が目立ったし先週は雨の影響があった。今週どうなるかは注視したい)。ただ直線は長いから前に行くだけの一本調子な馬では厳しく、末脚や後半要素は求められる。この辺りは血統でもここ2年の馬券圏内6頭はサンデーの血を持った馬なことからも窺える。他に目立つ血はミスプロやロベルトあたりかな。
ハギノアレグリアスは前走斤量差があったとはいえオメガパフュームに先着。中京コースでも強い勝ち方が出来てるしそこまで後ろからの競馬をする馬でもない。馬群も平気やから極端に外枠を引いたりせん限りは好走しそうかな。クリノドラゴンは力はつけてきてるとは思うけど後ろからの競馬になる馬やからこのコースではどうかな。前走は多くの馬とは力差があったし頭数も少なめやったから早めに押し上げる競馬が出来たと言えるし、シリウスSも前崩れの展開やったのに4キロ斤量が重かったオーヴェルニュを捕まえ切れてへんからね。今回他馬より1キロ重い斤量を背負って勝てるほど強いかは疑問。そのオーヴェルニュは戦績通りこのコースはベストやし脚抜きの良い馬場なら尚良い。ハヤブサナンデクンは前走は抜け出すのが早すぎて目標にされた形やし、2走前は距離不足、3走前は下手乗りと敗因は明らか。4走前の同コース三宮Sの内容は明らかに重賞級でその時に乗ってた福永騎手に今回戻るのも良い。揉まれるのを嫌うタイプやから極端に内目の枠やと気になるけど先行力があるし余程の悪条件にならへん限りは狙いたい。今回サルサディオーネとプロミストウォリアというハナに拘る馬が揃ったから穴なら後ろかなって思ったけどサルサはどうやら回避。ただまぁ、他にも前に行く馬は多いし中盤締まった流れになる可能性はある。それならロードレガリスの末脚が活きる可能性は充分。長期休養明け後の2戦はどちらも上がり最速と能力の衰えはないし1700は本質的には若干短い印象。実績のある1800なら多少は追走が楽になるしこの相手でも面白さはあるかなと。