瑠璃

闇夜のカラスならぬ

コーデ広場


でも敢えて赤い着物にしていくスタイル。

そういえば稀によく「お母さんのドレスの裾に隠れる子供」というシチュエーションが、小説や映画などでありますね。
7羽の子うさぎ達が全員隠れられるように、裾のたっぷりした着物やドレスは必要かも。

或いは夫の鍛錬の賜物で、母を守るために果敢に敵に挑んでいく子うさぎ達?
…そちらの方が濃厚な気もしますけれど。


野生と遠く離れてしまった人間であっても、子が生まれる前後、特に子が乳飲み子の期間というのは母親はとても本能の強い状態となるようです。

例えばとある実験で、乳児に添い寝する母親を一晩撮影した結果、睡眠中であっても母親は乳児の動きに合わせて常に乳児に添う状態を流れる川のように、しなやかに保ち続けるのだとか。
これが父親の場合、お構いなしに寝返りをうったりするそうで…危ない危ない。

そのように、意識的にも無意識的にも生まれた絆は、子が大人になってからも実は大きな支えとなっていたりします。

なぜなら、どれほど多くの人と関りを持っていたとしても、子にとっての母親というのは「絶対的に自分の味方である唯一の人」であるからです。
意識的にも、無意識的にも。

私自身、母とは大きな確執を抱えていた時期がありましたけれど、亡くなった後でさえ、精神的に大変きつい状態であった時に大きな支えとなってくれたものでした。
ギリギリの状態に追い詰められた時、口にするのは「お母さん」だったのですよね。


子うさぎ達にとっても、そんな母で在りたいと思うのでした。