コーヘイ

重賞展望

日記


今週末の重賞は根岸SとシルクロードSの2つ。そろそろ大きいのを獲りたいです。

【根岸S】JRAのダート千四以下重賞はこのレースを含めて3つだけ。そういう理由から千二を中心に使われてる馬も出走してきてハイペースで流れることが多い。その結果逃げ先行馬は苦しくなって直線で差し追い込み馬が台頭するというのが根岸Sの基本構造。この5年を見ても20年こそ0秒4の前傾ラップとペースが上がり切らんかったけどそれ以外の4年は1秒4~2秒5の前傾ラップ。馬場や枠の並び次第ではあるけど東京実績のある中団~差し馬を中心に考えたい。血統ではスピード型ノーザンダンサー系、ミスプロ、ボールドルーラーあたりが目立つ。

レモンポップは前走武蔵野Sはダートのマイル重賞としては異例の後傾ラップで逃げたバスラットレオンが残るくらい前有利なペースを先行して中団からの競馬をしたギルデッドミラーに差された形。この結果だけ見ると着差以上にギルデッドミラーの強さの方が際立つ印象。その前走時に指摘したようにこのコースでの4連勝はテンの3Fは35~6秒台のかなり緩い流れを先行した形で、要は速い流れを先行して押し切るような自力型の強い内容のレースはないんよね。まぁ、恵まれたとはいえ着差をつけてるあたり能力は高いと思うけど、今回は流石にそんな緩い流れにはならへんやろうし、1番人気で本命にしたいかと言われるとね。ギルデッドミラーはさっき書いたように前走は展開不向きやったのをねじ伏せる強い内容。芝のレースでもいかにも千四的な締まった流れの方が得意な馬やったし馬券の軸として信用しやすいのはこっちかなと。バトルクライは今回一気の相手強化でどうかな。これまでのパフォーマンス通りなら押さえの印を打つかどうかってとこ。去年の勝ち馬テイエムサウスダンは基礎スピード面を活かしたいタイプやからハイペースになりそうなのは良い。ただ去年はそれまで前に行く競馬をしてたのが急に中団からの競馬をしたのがハマった感も。今回どういう競馬してくるんかな。手の内に入れてる感があった岩田騎手からの乗り替わりもどう出るか。ヘリオスは去年ハイペースを前目からの競馬で2着は強い内容。ダート馬としては馬格がないから一雨あった方がいいかもしれんね。面白そうなのはホウオウアマゾン。デビューから馬体が20キロ以上増えてるようにパワー型にシフトしてきてる印象で、その副産物でキレが失われたせいで3歳以降に好走したレースは全てレースの上がりは35秒台。母父アグネスタキオンはボールドルーラーが主張するからか孫世代の多くがダート馬、或いは芝の小回りでパワーを活かすタイプ。その奥にエーピーインディも入ってるし血統的にダートが合う可能性は充分。東京の馬房が嫌なんて話があるのは気になるけど人気がないなら未知の適性に賭けてみるのは面白い。あとは去年3着でこのコースベストのタガノビューティーも押さえておきたい。