味や香りの違いを省いて考えたときに挽くのが面倒だただの手間だそんな時間はないという人は粉で買うのがいいですね。

香りの違いは、豆から挽いた方が香りの濃さ、絶対量が違います。
香りが違うということは味覚にも影響を与えますし珈琲は香りと味はセットのものだと思います。

コーヒーを人に勧める立場だとしたら、豆で買えと一概に言えないです。
豆を挽く手間のせいで珈琲導入のハードルを上げてしまうかも。
豆から挽いたほうが香りがいいよとは言うと思いますが。

またスーパーなどで粉でしか売られてないものと自家焙煎店で豆を挽いてもらうのとではかなり違うことが多いです。
やはり焙煎して時間のあまり経ってない豆を挽いた方が香りも味もふくよかさというのか厚み、複雑性がありますね。


ちなみに私は挽くの手間と思ってないのは、ここ数年で出たステンレス刃の手挽きミルの性能が凄まじく良いからです。
タイムモアなどが有名ですが、それまでコマンダンテなどの数万円する手挽きミルの性能を1万円未満で実現しました。
15gや20gなら1分かからず挽けますし粒度の揃いも良く微粉も少ない。
まあそれでも手挽きミルに8千円とかかけるのはハードル高いかもしれないし2000円程のセラミック刃のミルでも挽けますしそれで不味いってことはないです。(むしろゆったり余裕を持って珈琲を楽しむには挽くのも遅くてもいいかも)
超高性能ミルがリーズナブルな価格で出たのはちょっとしたコーヒー界の事件だと思いますw

あと豆から挽くメリットは淹れ方ごとに粒度を変えられることですね。
ペーパードリップとマキネッタ(圧力で抽出する器具)では推奨の粒度が違います。
ペーパードリップに限ってみても浅煎りは細かくした方が甘味が出やすくなります。