ガラクタ煎兵衛かく語りき

ある告白

日記


フィクション


明日また逢えるね
いつもの昼下がり
そう言って笑顔で別れた二人
(オフコース YES NO モード)

でも
もう二人が
また逢うことは実際無かった
互いに交し合った笑顔は
もう二人の記憶にしか残っていない


記憶に残ってればバッチリじゃん
ん?でも

もう一回書く
もう二人は二度と逢わなかった

二人は別の人生を進み
まったく違う人生を歩んだ

まったく関係が無く
当然逢うことも無く
消息を聞くことも無く
たまには忘れてさえいた

それでも時折りの夢の断片に
或いは現実世界の一瞬の隙間に
彼(彼女)の素敵な笑顔がフラッシュバック的に想い浮かぶ



そうやって人生は終わっていく
そういうもんだと思ってました

好きになった人は数知れず
ほぼ結果は全滅状態ですが

今こうして かろうじて引っかかったあいつは デカ腹を晒して横で寝てます
子供にも恵まれましたし ホントになんの不満もありません






でも今でも時々夢で出てくる
あの最高の彼氏が傍にいたなら
私は今以上の私で存在してるでしょう
今の私が不満な訳ではありません

現実を生きていても 夢に生きる術も持ち続けていきたいと思います