ふわとろ

男系女系

日記

SNS上で議論を見かける

最近見ているのが皇位継承の男系女系の話題
どちらも本質を捉えていない人が多い

女系容認の人は男女平等で主張している人が多い
男系維持の人は伝統と言っている人が多い
これはどちらも本質から離れている

この議論の本質は価値観の変化や伝統の話ではない
これは単純に皇位継承の正統性の話だ
だから今までどの様に皇位継承がなされて来たかが重要となる

つまり先例を重んじて男系優先となる
先例があるから男系の女性天皇も良いかというものでもない
男系男子を主軸においてその例外として繋ぎに女性天皇となる

それなら男系に限るのかと言えばそうではない
男系男子を考えながらもその時の都合で例外が生まれた
出家した元皇族や臣籍降下した元皇族が即位した例もある
先例を踏襲しながら現状が先例に無ければ例外を作るしかない

ここで男系だけが正統と言っている人はもし男系継承が困難な場合、皇位が途絶えても良いと言うのだろうか
そこで女系天皇が生まれた場合、それでもそれまでの国家とは別の国家と言うのだろうか

これは単純に正統性の問題
主軸を重視した上で先例を踏襲する
そして先例に無い場合は新たに例外を作る
それに問題がなければそれが先例となる

男系だけが正統と言うのも、継承が困難な場合に備えて今の内から女系を立てると言うのも違う
そうは言っても旧皇族の存在があるから、男系男子が途絶えることは考えにくいだろう