コーヘイ

重賞展望

日記


【共同通信杯】前半、中盤、後半3Fずつに分けて見ると19~22年は前半と中盤はともに36~7秒台とペースが上がらず後半3Fが33~4秒台。18年は若干序盤速くなってるけどそれでも約1秒の後傾と緩い流れからの3F瞬発力戦が基本形。能力や決め手のある馬なら中団からでも届くけどあまりにも後ろからやと勝ち切るまでは厳しいような感じで、先週の馬場も決め手がある馬なら差せるけど基本は内や前有利に見えた。血統ではここ2年はハーツクライの血、あとはヌレイエフ≒サドラーズウェルズ=フェアリーキング、それ以外も含めてノーザンダンサーの血を持つ馬も目立つ。

去年勝ったダノンベルーガが千八ベストやったのに対してダノンザタイガーはもう少し距離はあった方が良さそうで千八では若干忙しそうな感も。とはいえまだ緩さがあって加速に時間のかかるタイプやから上がりが速くなりすぎると差し損ねそうな気が。この距離なら前が飛ばして勝手につぶれてくれるような流れで、要するにそういうレースやった前走は恵まれた面もあった。将来的にはともかく現状ここで1番人気に推されるほどの信頼があるとまでは思えへん。ファントムシーフは血統的に速い上がりが求められて良いようなイメージはないけどまだそういう血が主張してきてへんからか速い上がりも使えてるし、パワーもありそうやから冬場の馬場も悪くないはず。前に行けそうなのも良い。レイベリングは新馬戦はスローを後方からぶち抜いて、朝日杯ではハイペースを外枠から先行して3着とどっちも強い内容。ここは勝ってもおかしくないけど朝日杯はそこまでメンバーレベルが高かったとは思えへんし血統もフランケル×スピード血統で1Fの距離延長が堪える可能性もあるんかなと。タスティエーラは新馬戦は時計、上がりとも上々でかなり強い内容。サトノクラウン産駒ってのがまだ掴み切れてへんし、ムーア騎手は新馬戦でもびっしり追うタイプやからどこまで伸びしろがあるかはわからんけど同じだけ走れば充分通用するはず。タッチウッドは新馬戦が阪神内回り2000でスローの逃げ切りと今回とは全く違う条件やし、その時負かした相手も軒並み次走で惨敗とどう評価するかが難しい。めちゃくちゃ強い可能性もあるけどあっさり負ける可能性も高いと思う。ノースブリッジの半弟って血統だけ見ると長い直線の瞬発力戦はあんまり得意そうにも思えへん。穴なら今の内前有利な馬場や逃げ先行馬の少ないメンバー構成を考えるとやっぱり前に行ける馬。ただそこまで魅力的な馬はおらんかなぁ。強いて挙げるならシュタールヴィントは前走不利があったし血統から距離短縮でワンチャンあるかなって程度。