コーヘイ

重賞展望

日記


【京都牝馬S】3年連続で阪神内回り1400での開催。21年は34.0-11.7-34.3で22年は34.3-11.5-33.9とほぼミドルペース。というかこの数年些か食傷気味のこのコースでの重賞の多くがテンの3Fは34秒前後。ファンタジーSやフィリーズレビューといった能力や体力がない馬たちのレースやと上がりがかかって差しが届くことも多いけど古馬の重賞級となるとこの程度のペースなら特別速いわけでもなんから上がりも速くなって内や前有利になるような感じかな。このレースも開幕2週目で雨でも降らん限り高速馬場が確実やから基本的にはその方向で考えたい。血統ではここ2年で目立つのはキングマンボやロベルト、同コース重賞まで手を広げるとストームキャットやダンチヒらスピード型ノーザンダンサー系の血も良い。

このコースの重賞の度に書いてる気がするけどリピーターが生まれやすいから基本はコース実績馬を狙いたい。ウォーターナビレラはファンタジーS勝ち馬。ただ千四はその時以来で流れが速くなった時にしっかり追走できるかどうか。小回り急坂コース自体は合うと思うけど血統的にはそこまでスピード色は強くないんよね。繰り返しになるけどハイペースでスプリント色の強いレースになった時は不安。ウインシャーロットはパワーと先行力が武器の馬で千四や適性の近い中山千六実績があるから向きそうには見えるけどこれも実はテンの3F34秒前後になるようなレースの経験は乏しいんよね。基礎スピード面で優位性がなくなって位置取りが悪くなる可能性はあるんかなと。関西遠征が初なのも若干気にはなる。ロータスランドは去年の勝ち馬でその時の時計も優秀。同コースのスワンSや阪神Cで負けてるけど外を回したりハイペースに巻き込まれたりと敗因はハッキリしてるから内枠なら巻き返す可能性は充分。馬場が渋るのはプラス。ララクリスティーヌはスワンS2着は上手く立ち回った感はあるけどそれが大きな武器になるコースではあるからね。前走もそれなりに骨っぽい相手に勝ってるし力はつけてると思う。この2頭は内枠なら狙いたい。ミスニューヨークは個人的には千八ベストで千六なら時計のかかる馬場が良いと思ってる馬やから流石に千四では追走自体しんどいやろなと。穴っぽいところではまずサブライムアンセム。フィリーズレビューの内容と時計は良いし桜花賞とターコイズSは着順ほど負けてへん。スワンSもあの枠と位置取りでは厳しかった。あとはこれもフィリーズR勝ち馬のシゲルピンクルビー。千二では若干忙しい感じで千四ベスト。ハイペースになりそうなら阪神C0秒2差6着のルチェカリーナを。