僕ちゃん、あなたのしもべ

変変換漢

本体はネコ好き、小説(書くのも読むのも)好きのおばさんです。

そして誰もいなくなった

日記

ほのぼのが大半で、

中には「戦争さえなければ」ってのもあったけど、
思い出した。

同居していた祖父母には六人の孫がいて、
うち、女の子はひとりだけ。
その子とその弟が同居していたのだが、ほぼ可愛がってもらった記憶はない。
むしろ祖母と喧嘩したり、
祖父の暴力を受けたり。

95歳まで生きた祖父は晩年は丸くなったが、
人を見下す癖は永遠だった。

「父ちゃんがパチンコばっかりしなかったら、ひな人形を買ってもらえたのに」
当時、布団の中で甘い涙にくれるのが趣味だった女の子は、
ひな祭りが近づいてくるとその件をおかずにしていた。

しかし、祖父母が買ってくれるのでは?
とは思わなかったのは、そんな風習はなかったのか?
どうなんだろ。

「ひな祭りの恨み」ってのが追憶のひとも、けっこういるんじゃない?