福永騎手の引退式を見て思った以上に喪失感が。僕が小学生の頃に競馬を見始めて程なくして福永洋一の息子としてデビューしたのが福永騎手。勿論福永洋一元騎手のことは知らんかったけど。新人騎手が日本を代表する騎手に上り詰めて引退するまで見届けたのは初めてやからかな。やっぱり寂しいなと。福永騎手自身が騎手を志したのは父ではなく武豊騎手の影響って語ってるように３０代くらいまでは言動の端々に武豊騎手への憧れみたいな物は感じられた。ただ武豊は武豊で福永祐一は福永祐一。武豊は凱旋門賞を勝っても飄々と冗談言いそうやけど、ワグネリアンでダービーを勝って泣き、コントレイルでジャパンCを勝って泣き、引退式で泣くのが福永祐一。初ダービーで顔面蒼白になり、先約があるからとネオユニヴァースに乗れないのが福永祐一。でもそんな人間臭さが福永騎手の魅力やし、僕もそこが好きです。自分にはセンスがないってよく言ってたけど、才能の差を補うアプローチを模索できるのも間違いなく才能やと思うし、それは調教師になっても必要な能力やと思う。調教師・福永祐一の活躍を心待ちにしたい。

【弥生賞】

◎セッション

○トップナイフ

▲グリューネグリーン

☆タスティエーラ

△ワンダイレクト

△ゴッドファーザー

土曜の中山は先週より時計が出てた印象で展開次第では外差しも届くけど馬場自体はまだ内や前が若干有利って程度かなと。フラットに近いと思う。展開は前走で逃げた馬や逃げた経験のある馬が何頭か出てるしどれが行くかはちょっと読みにくい。ただハイペースで逃げるそうな馬は見当たらんしレースの傾向的にもミドル～ややスロー程度で収まりそう。60.5-59.5=2.00.0程度で想定。◎セッションはシルバーステート産駒らしく短足でフットワークの重たいパワー型。前走みたいなスローの３F瞬発力戦より小回り急坂コースで持続力やパワーを活かす方が持ち味が生きそう。単勝・馬連・３連複。