アナーキー
また無駄に長い文章を、、、、
(言っておくけど)穴開きじゃありませんから
ホントに若い時は精神的に傍若無人でした
いえいえ 別に乱暴をはたらいたり 法に触れる行動は一切してません
あまり触れたくない言葉ですが ”前科”はございません
いや それどころか 一見したら おとなしい 細身で髪を伸ばしている
その頃流行った典型的な外見をした 貧相な若者だったんです
ところが 何を間違えたか(いや間違えていないと今でも信じていますけど)
次第に 世間と私はズレていきました 大学には行かなくなりました
(ただ大学方面には 毎朝行きました そっちにゲーセンがあったからね)
私の知りたい生物学(専門)の(その当時最先端の)講義は全て授かりました
でも 卒業に必要な単位には 教養とかいうオカシな分野や
学部関連で課せられた”教育学”という 数種類の単位がありました
まったく興味がありませんでした
ただ 音楽教育学では頑張りました
深夜 専門学棟に設置されていたピアノ棟で自己レッスンをしました
10台以上のアップライトピアノが 1列に薄い壁越しに
殆ど遮音無しの状態の 半個室が並んでいました
ここは北海道です 冬季には裸指は機能できません
ですから(小さい)電気ストーブが各(半)個室に装備されていました
ピアノの蓋を開けます
周りから色んな音が聴こえてきます
半分安心できます
いや 聴こえてくるその稚拙さや 逆に圧倒的な優秀性にもかかわらず
自分の指で これから 自身の指がキーに触れた時の
その時 自身の耳で 確認できる”音”に 別に寒さのせいではなく
震える瞬間だったんです
数年前にムーグ・シンセサイザーが販売された頃でした
当時はモーグでしたっけ?
結局 私は(基本の単位を修得できなくて)卒業できず
にもかかわらず その数か月前の秋の頃の教員採用試験を受けていて
その結果合格し 一人の(多分)優秀な志願者が一人落ちてしまった
もう世の中こんなものですよね
何が起こるかわからない