コーヘイ

重賞展望

日記


【スプリングS】コース形態からテンの2~3Fはゆったり入って中盤~後半はほぼ緩まずロンスパ戦になって上がりもそれなりにかかる傾向。このレースも10頭立てでドスローからのほぼ上がり3Fだけのレースになった20年を除けば前後半差に大きな差はないミドルペース。差しもまずまず決まる印象。道中それなりにペースが流れるからか、二千以上を中心に使われてきたコテコテの中距離馬よりはマイルでもこなせるようなスピードのある馬の好走が目立つ。血統を見ても同じ条件のフラワーCがスタミナ色強めなのに対してこちらは少しスピード色強めで、ダンチヒ、キングマンボ、ステイゴールド系やダイワメジャー産駒も走ってることからノーザンテーストあたりが良さそう。

ざっと見ただけで前走逃げた馬や番手で競馬をしてきた馬がえらく多いなと。若駒の頃は特に逃げた馬や番手で進めた馬は楽な競馬になってることが多いからね。逃げられへんかった時やストレスのかかる競馬になった時に脆さや経験の浅さを見せることも多いから人気サイドでも疑ってかかる必要はありそう。セブンマジシャンは毎回末脚はしっかりしてるし前走も不利があったことを考えれば2着は充分あった内容。ただ新馬戦はスローの千八、それ以降もスローの二千しか経験してへんから追走ペースが上がってどうかってのは気になる。ベラジオオペラは2戦とも直線の長いコースでスローを前に行って勝ったのをどう見るか。アイドリームドアドリーム牝系で小回り自体はこなしそうに思えるけど少頭数の経験しかないし今回は同型馬多数やからね。ホウオウビスケッツは前走はロンスパの流れにはなってるけど2戦とも楽逃げの形。今回逃げられるかは微妙なだけに。オールパルフェは前走朝日杯はハイペースを逃げての6着なら内容自体は悪くないけど勝った2戦はこれも楽逃げの形。ハイペースのマイルGⅠで逃げられるくらいやからその気になれば行けるやろうけど今後の進路を占うレースでそこまでするかどうか。逃げても控えても不安はある。面白そうなのはアイスグリーン。新潟2歳Sの時にも書いたけど斬れる脚はない馬で前走も向正面から一位を押し上げるロングスパートで押し切ったように長く良い脚を使えるのが持ち味。半姉ディアンドルでモーリス産駒ならペースが上がるのは悪くなさそう。母父スペシャルウィークやからまともに揉まれる枠は良くないかもしれんね。穴っぽいところならシルトホルン。東スポ杯は速い流れで前に行った馬には厳しいレースで、その時4着のドゥラエレーデは次走でホープフルS1着。ドゥラエレーデとハナ争いをしたこの馬も弱くはないはず。小回りの千八は合いそう。