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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③     

レジャー/旅行

こんばんは!15日(水)は、北日本から西日本では広い範囲で晴れる見込みです。

南西諸島は雲が広がりやすく、所によりにわか雨があるでしょう。

穏やかな
 柔の世界
荒々しい
 剛の世界
神々しい夕景

            柔と剛の二つの顔を楽しむ
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                筑波山

〇大内征さん

山岳雑誌などで作家として活躍する大内征さん。
全国にある標高1500mの山を訪ね歩き、
その魅力や楽しみ方を伝えています。

*撮影:12月初旬

前回は一日目、筑波山の柔らかな側面を満喫しましたところまでの紹介でした。
今回は二日目、筑波山の力強い側面に触れますところから始めます。

2日目

二日目、この日は筑波山の力強い側面に触れます。

おはようございま~す。

「おはようございま~す」
 きょうもお願いしま~す。
 ここが、え~登山口に当たる、う~筑波山神社。
 はい、まずはお参りしてから行きたいと思います。
 では早速」

筑波山神社、筑波山を御神体としています。

〇筑波山神社

パッパッ♪

ここで山旅スケッチ。

<山旅スケッチ>
 筑波山神社と徳川家

「ちょっと神社の上の方を見てみてください。
 葵(あおい)の御紋が見えますよね?」

徳川家の紋章、葵の御紋。
それがなぜ?ここに?

〇葵の御紋

「筑波山神社は江戸の方角から鬼門に当たる場所なんですね。
 そこの鬼門を守るお山として神が祀られている。
 この筑波山を大切にしようと代々徳川家から保護されてきた。
 そういう神社です」

1590年江戸城に入った家康が、
鬼門の方角にあった筑波山を崇めたのが始まりとされています。

*許可を得て撮影しています

徳川家との繋がりを示すのは他にも。

〇日枝(ひえ)神社

筑波山神社内にある日枝神社。
三代将軍家光が寄進したものです。

軒下には?
三匹の猿。
見ざる、聞かざる、言わざるです。

〇日光東照宮

三猿といえば日光東照宮のものが有名。

〇伝 左甚五郎 作

江戸初期の名工左甚五郎(ひだりじんごろう)の作と伝わっています。

実は日枝神社の三猿と同じ左甚五郎の作とされ、
日光東照宮のものより前に作られたと考えられています。

〇白雲橋コース 登山口

「こちらの鳥居から登り始めます。
 では参りましょう」

まずは森の中を進みます。

そして一般的なルートと合流。
力強い岩場が始まります。

「おっ、このコースの見どころの一つにやって参りましたよ」

見どころ?

「ここね~凄いんですよ~。
 ちょっとまずは付いて来てくださ~い」

はい。

「ここは何度歩いてもヒヤヒヤします」

え~、そんなにヒヤヒヤします~?

「ちょっと振り返って見てください」

ん~?
うわっ、何これ?

〇弁慶七戻り

「ここは弁慶(べんけい)の七戻(ななもど)りといいます。
 まぁ見ての通り巨石がね今にも落ちそうかっていう。
 かの弁慶が何度も何度も躊躇して、七回後戻りしたと。
 それから潜(くぐ)ったといわれている岩場です」

確かにこっちから見ると怖~い。

険しい岩場が続く~。

「母の胎内潜(くぐ)りにやって来ました」

〇母の胎内くぐり

母の胎内潜り~?
随分変わった名前ですね?

「ここを潜ると新しい自分に生まれ変われると。
 らしいですよ~。
 行ってみましょう」

は~い。

どれどれ~?うわ~、天井低~。
え~ここせまっいっと。
あ~、よし。
何とか抜けた~、は~。

「生まれ変わった気がします?」

あ~~あっ、はい。

「良かった良かった」

「目の前にまたおっきな岩が現われましたね~」

随分高さがありますね~?

今回は目の前にまたおっきな岩が現われた所までと致します。
次回はいよいよ女体山の山頂を目指します。