ゲシュ崩ログ 206 前世の記憶…?
おっとっと、というお菓子が好きらしく、おっとっとを食べて「これはトド?」という。トドかもね。という。トドって何?とかいうので、トドっていうのはね、となんでも検索できる時代だからトドの動画みて「おおお」とか驚きと発見を子供と共有していた。そういう事してたからか、「動画みながらお菓子食べて、映画館みたいだね~」って子供が言った。そうだね~とお母さんテキトーに相槌うった。でもよく考えてみたら、子供と一緒に映画館に一度も行ったことがない…。ゾっ…とした。映画館、一度も行ったことないのに、「映画館みたいだね~」なんて。前世の記憶で会話してるのかな?子供????と、不思議な気持ちでいっぱいだった。映画館に行ったら香ばしい~美味しそう~~~~~なあま~~~~いいい香りのポップコーンを片手に、映画見たい。子供と一緒にそうできたらいいけど、三十分もきっとじっと座ってないんじゃないのかな。多分。一度も見た事ないからわからないけど。だからまだ映画館は早いと思ってたのに、なぜか子供は映画館で動画を見ながらお菓子を食べる楽しさを知っているようでした。お母さんそういう時「前世の記憶!?やっぱそういうのあるんですか!?」と問い詰めたくなりました。でもまぁ、多分どっかから聞きかじった事をテキトーに言ってるだけなんだと思う。いつものようにと思いました。前世の記憶があるかないかはよくわかりませんが、子供のテキトーな発言にいつもえ?え?とドキドキさせられている。実は全然前世って信じてない。でももし子供がそんな事言い出したら、他でもないずっとそばで見守ってる人が言い出したら、そりゃ信じてしまうな、と自分の感覚や考え方を、いつのまにか子供が支配しているような現実に、不肖ながら少し気づきました。お母さんをいじめないでね、と事あるごとに言っとこうと思いました。一緒にいるときお母さんをあんまりいじめないでね~~~と言うと「いひひひひっ」と意地悪そうに楽し気に笑ってる子どもに、なんといえばいいのだか。いじめないでと言ったら楽しそうなんだから。まったく。