コーヘイ

重賞展望

日記


今週末は高松宮記念、日経賞、毎日杯、マーチSの重賞4つに加えてドバイワールドCデーに日本馬が多数出走。そしてWBCの準決勝と決勝、高校野球も始まって楽しみが多い1週間です。

【高松宮記念】中京1200は元々内有利になりやすいコースやけど例年コース替わり週に当たるため圧倒的に内有利になることが多いのがこのレース。実際雨の影響を受けた21年以外はほぼ内有利。高松宮記念は3年連続重馬場で10年中6年で道悪になってるのに何でこの年だけ外伸びになったのかはちょっとわからんけど。毎年前傾ラップにはなってるけどその差が小さいほど内や前で立ち回れることが重要になってる印象。今年の出走予定馬はこれといった快速逃げ馬は不在。馬場次第にはなるけどセオリー通り内前狙いが正解かなと。あと特徴としては中山や小倉みたいな極限の前傾ラップにはならへんし、直線も長いからか末脚の要素も問われることで千四や千六実績のある馬が走りやすい。血統ではダンチヒ、ストームキャット、ヴァイスリージェントらスピード型ノーザンダンサー系、スピード型ミスプロ系、スピード型ナスルーラ系、あとはノーザンテーストなんかも目立つ。

まず前提として何度か書いてるように今のスプリント路線は低レベルでトラックバイアスや枠、展開で勝つ馬がコロコロ変わって主役不在。現時点でどれを狙うかはちょっとわからんけど内枠を引けても内や前で立ち回れる馬かどうかは重視したい。ナムラクレアは内で立ち回れるタイプではあるけど外を回したレースでは勝ち切れてへんように抜けた能力がある馬ではないのは確か。そこまで長く脚を使える感じもないからハッキリと内枠が欲しいタイプかな。メイケイエールはセントウルSではこの路線では1枚抜けたかなってほどの強さやったけど次のスプリンターズSでは惨敗。感覚が詰まったのもあったかもしれんけど、やっぱり気性以外はピュアスプリンターではないから前傾過ぎると末脚をなくすんかなと。今回そこまでペースが上がりそうもないのは良いけど器用に立ち回る印象はあんまりない。内枠から上手く先行出来れば完勝してもおかしくないけどスタート自体は速くないからね。枠の並びは確認したい。アグリは阪神千四では強かったけど千二でスピードの優位性があるかはちょっと微妙。ピクシーナイトは能力だけならメイケイエールと同じかそれ以上。コース適性も問題ない。ただ復帰戦に予定してた阪急杯をアクシデントで回避して結局1年以上の休み明けでのGⅠ参戦では流石に重い印を打つのは怖い。トウシンマカオは前走は大外枠でロスが大きかったことを考えれば勝ったナムラクレアとの能力差はないはず。ただ千二では毎回大外枠を引いてるからそういう競馬になってるように見えるけどそれ以前も馬群を割ったりインを突いたりみたいな競馬はさせてへんのよね。母父スペシャルウィークやし恐らくそういう競馬は苦手。外差しが決まる馬場なら有力やけど例年通りの馬場なら届かん気はする。穴っぽいところなら内や前を狙うえる馬でまずはグレナディアガーズ。前走は前に馬を置けず外目で浮いたような形になって掛かったのが敗因。去年のこのレースも不利な大外枠やったことを考えれば着順ほどは負けてへん。内を立ち回ること自体は出来るタイプ。あとはウインマーベル。重賞好走は上手く立ち回っての物やから能力自体は上位人気馬たちには1枚劣る。ただ内枠を活かせるタイプやから枠が良ければ押さえておきたい。あとは展開待ちにはなるけどこれも内を立ち回れるトゥラヴェスーラ、重馬場なら去年2着で前走も内を回って来れたようにロータスランドは強く狙える。